願いを書いても動かない理由──“書く・行動・時間”で現実が静かに動き出す手帳術【第1回】

この記事を読むのに必要な時間は約 39 分です。

• 私を大切に生きなおすための「セルフイメージの整え直し」を追加しました
• 性格別にわかるセルフイメージ迷子の原因と整え方の完全まとめを更新しました
• 未来の私とつながり、迷わず進める自分へ変わるセルフイメージ術を追加しました
• 変われない理由と基準の整え方・行動が続くための具体的実践手順を追加しました

僕は「引き寄せの法則」という言葉をあまり使いません。

代わりに“引き寄せ”と呼んでいます。

偶然とは思えない体験を重ねてきたからこそ、これは人生の知恵として伝えたいと思っているんです。

 

まず最初にお伝えしておきたいことがあります。

この記事は、“変わりたい前提”で読みたい方だけに向けた内容です。

もしあなたが今、
・個人サポートには興味がない
・とりあえず情報だけ知れればいい
という状態であれば、この先を無理に読み進めなくても大丈夫です。

読まない選択もあなたの自由ですし、その自由を確保したままの方が認知が軽く整いやすくなります。

……それでも今も読み進めているなら、あなたはすでに「変わりたい側」に立っています。 その小さな自覚こそ、願望が静かに動き始める最初のサインです。

月氣質のあなたは、人を支える力がとても強い一方で、自分の願望になると急に動けなくなる瞬間があるかもしれません。

「迷惑かな」「これでいいのかな」と相手の気持ちを先に考えすぎて、やりたいことほど足が止まりやすい構造になっているからです。

この記事では、その止まり方を責めるのではなく、ひとつのパターンとして整理しながら、手帳やバインダーを使って願望を静かに動かすための“願望行動学 手帳術”をお渡しします。

読み終わる頃には、「動けないのではなく、こういう順番なら動けるのかもしれない」と感じていただけるはずです。

 

 

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この記事はこんな人向け

本題に入る前に冒頭でいきなり月氣質と言われてもと思われたかもしれません。

この記事は陰陽六行占術でいう月氣質という氣質（性格）の方に向けて書いています。

そして「陰陽六行とは何か」「氣質とは何か」、さらに月氣質・天の月氣質・地の月氣質とはどういうものなのかを先に整理しておきます。

あなたの氣質が分からない方は、必要に応じてこちらで確認できます。

お試し鑑定｜陰陽六行Web鑑定

もしあなたが月氣質ではない場合は、あなたの氣質向けの記事をご覧いただいた方が内容がよりしっくり来るかもしれません。

陰陽六行とは

陰陽六行とは、古来陰陽師に伝わる占術「四維八干（しいはっかん）」を現代向けに再編成した体系です。

陰陽学の教えを取り入れ、「人の氣持ちと己の成長」を中心に据えた、和の帝王学ともいわれる学問です。

僕の師である四国陰陽師の末裔・占導師幸輝先生が、家系に代々伝わる古い書物を紐解きながら、現代の人が使える形へと整えられました。

僕自身は幸輝先生から学び、陰陽六行アドバイザー1級を取得しています。

ただし占導師ではなく、願望実現プランナーとして「誰でもできるメンタルセラピー」と陰陽六行を組み合わせ、相談者の願望実現やメンタル調律のサポートに活かしています。

氣質の理解は、相手にどの言葉が届きやすいか、どの視点が心に入りやすいかを見極める大事な土台です。

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氣質とは

陰陽六行における氣質とは、生まれ持った反応傾向や価値観の向きのことです。

性格のように後から身についた部分ではなく、物事をどう受け取りやすいか、どの行動を選びやすいかといった「根のパターン」が表れます。

氣質は月・火・水・木・金・土の六つに分類され、それぞれに明確な特徴があります。

今回は「月氣質」の方に向けて書いてます。

言い方を変えますと 他の火・水・木・金・土の氣質の方には言いたいことは分かるけど・・・

とピンとこないかもしれません。

同じ切り口で他の氣質の記事も明日以降に順次投稿していきます。

願望実現のサポートでは、氣質によって響く言葉・理解しやすい順序・受け取りやすい説明が変わるため、氣質の理解は中心的な要素です。

月氣質とは

月氣質は、自分の利益に関係なく人のために動ける、博愛主義とボランティア精神に満ちた氣質です。

表舞台に立つよりも、努力している人を陰で支えることに喜びを感じる「ナンバー2」のタイプで、控えめながら周囲を力強く支えます。

穏やかで優しく、周囲への氣付きが早いため、細やかな気配りに優れています。

「世のため人のため」の精神で動くほど不思議と金運が巡りやすいといわれる、独自の巡りを持つ氣質です。

月氣質の根本には、博愛・協調・奉仕・平和といった価値観があり、人のために動くことで本領が発揮されます。

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天の月氣質とは

天の月氣質は、率先して人助けをする行動力と優しさを併せ持つ氣質です。

困っている人を見つけるとすぐに動き、必要であれば目的地まで案内するような積極的なサポートを自然に行います。

恋人や家族、職場の仲間に対しても世話好きで、頼まれていないことにも手を貸すことが多いタイプです。

人間関係では調和を大事にし、争いを避け、理解しようと努める姿勢があります。

新しいことを始める場面では、行動力によって周囲を引っ張る力も発揮します。

ただし優しさが行き過ぎると、「お節介」と誤解されたり、相手を甘やかして依存を生んでしまうことがあります。

天の月氣質は、人のために動きながらも、相手が自分で考える余地を残すことが大事になります。

地の月氣質とは

地の月氣質は、悩みや不安を抱えている人の雰囲気を敏感に感じ取り、「どうしたの？」と自然に声をかける氣質です。

相手が落ち着くまで寄り添い、話を丁寧に聞くことができる慈愛深いタイプです。

やさしさ・気配り・思いやりが軸にあり、“相手のため”の行動が自然にできる人氣質です。

困っている人に無条件で手を差し伸べる温かさがあり、周囲の人から相談されやすい存在です。

人間関係では、相手の状況や氣持ちを深く理解しようとする姿勢が特徴です。

一方で、他人のトラブルに巻き込まれやすい傾向があり、感情が不安定になりやすい側面もあります。

また、相手から感謝が返ってこないと「こんなに想っているのに」と感じ、氣持ちが重くなることがあります。

地の月氣質は、優しさを持ちながらも、どこまで関わるかという境界線が大事になります。

 

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叶えたいことが実現しない「3つの理由」

ここからは「どうして叶えたいことが進まないのか」を、少しだけ丁寧に見ていきます。

ノートや手帳に願いを書いたことがあっても、いつの間にか日常に埋もれてしまうことがあります。

やる気がなかったわけでもなく、本気で望んでいなかったわけでもないのに、気づけばそのままになっていることがあります。

まず最初にお伝えしたいのは、それが「あなたの性格の問題」でも「がんばりが足りないから」でもないということです。

多くの場合、止まってしまう理由は「願いそのもの」ではなく、「叶えたいことの扱い方」と「順番」にあります。

僕はこれまで約10年近く、叶えたいことや人生の方向性についての相談を受けてきました。

氣質や行動パターンを一緒に整理しながら、その人に合った進め方を考えるという仕事です。

そこで見えてきたのは、「止まり方」には共通するパターンがあるということでした。

それは大きくまとめると、次の三つです。

一つ目は「書いただけで終わってしまう」。

二つ目は「行動に変えていない」。

三つ目は「時間の中に置いていない」。

この三つが重なっていくと、どれだけ願いを書き出しても、現実の中で動き始めるのがむずかしくなります。

逆に言えば、この三つを順番に整えていくことで、叶えたいことは少しずつ前に進みやすくなります。

ここでは、あなたを評価したり、できているかどうかを採点するために書いているのではありません。

「よくある止まり方」を先に言葉にしておくことで、自分を責めずに状況を理解できるようにするためです。

もしこのあとお話しする三つのうち、どれか一つでも心当たりがあったとしても、それは「よくある起こり方」です。

特別にダメだったわけでも、置いていかれているわけでもありません。

それぞれを順番に見ていきます。

当てはまるところがあれば、「ここを少し整えればいいんだな」という視点で読んでみてください。

① 書いただけで終わってしまう

最初の止まり方は「ノートや手帳に願いを書いたところで止まってしまう」という状態です。

思いついたタイミングで「ほしいもの」や「叶えたいこと」、「こうなれたらいいな」という未来を書き出したことがある方は多いと思います。

書いているその瞬間は、とても前向きな気持ちになれます。

言葉にしたことで、少し現実に近づいたような感覚になることもあります。

けれど、数日たって見返してみると、「書いたところで止まっているリスト」が増えているだけ、ということが起こりがちです。

ページを増やすたびに、「また書いただけで終わってしまったかもしれない」という小さなモヤモヤが積もっていきます。

ここで大事なのは、「書くこと自体は完全に正しい」ということです。

書くことは、頭の中でぐるぐるしていた思いや願いを、一度外に出して整理する大事なスタートラインです。

ただ、「書いたあと」をどう扱うかを知らないままだと、そこで流れが止まりやすくなります。

書いた瞬間にスッキリする分だけ、「次に何をすればいいのか」が見えにくくなることもあります。

これは性格でも気合いでもなく、「願いを扱う順番」を教わっていないだけです。

多くの手帳術や引き寄せの本は、「書くことの大切さ」までは教えてくれても、そのあとをどのように行動に変えていくかまでは細かく触れていないことが多いからです。

ここまでを読んで、「たしかに書いただけで終わっているページが多いかもしれない」と感じたなら、それだけで一歩前に進んでいます。

止まり方の形が見えると、「次に整える場所」がわかるようになっていくからです。

次は、「書いた願いを行動に変えられていない」という二つ目の止まり方を見ていきます。

② 行動に変えていない

二つ目の止まり方は、「叶えたいことを書いたあと、それが具体的な行動の形になっていない」という状態です。

ノートには「仕事を変えたい」「もっと自由な働き方がしたい」「自分のための時間を増やしたい」といった大切な願いが並んでいます。

どれも本音に近いものだからこそ、消すこともできず、そのままページの中に残り続けます。

しかし、日常の中でふと見返したとき、「で、今何をすればいいんだろう」と手が止まってしまうことがあります。

これは「やる気がないから動かない」のではなく、「何をすればいいのかがはっきり見えていないから選べない」という状態です。

行動の形がぼんやりしたままだと、頭の中で「そのうちやろう」「タイミングが来たら動こう」という保留の箱に入ってしまいます。

人の予定や家族の用事、仕事のタスクが目の前にあると、そちらを優先する方が分かりやすく、すぐに動けます。

一方で、願いに関する行動は「形が見えていない分だけ、後回しになりやすい」という流れが生まれます。

ここで覚えておいてほしいのは、「行動に変えられていないから動かないのであって、あなたに行動力がないわけではない」ということです。

他の人のための頼まれごとや、急ぎの用事にはきちんと動けているはずです。

つまり、「何をすればいいか」が自分の中で見えているとき、あなたはちゃんと行動できています。

叶えたいことについてだけ動きにくいのは、「行動の形になる前」で止まっているからです。

願いを進めるうえで大事なのは、「大きな願いを、小さな一歩にまで言葉で落としてあげること」です。

例えば、「仕事を変えたい」という願いを、「今日は求人サイトで三件だけ眺める」や「一人だけ、今の仕事の話を聞いてもらう」という行動レベルまで細かくするイメージです。

行動の粒が細かくなるほど、「これなら今日でもできそう」という感覚が生まれます。

そして、その小さな一歩が積み重なることで、大きな願いの方向に少しずつ軌道が動いていきます。

次は、その行動を「時間の中に置く」という三つ目のポイントを見ていきます。

③ 時間に置いていない

三つ目の止まり方は、「やることは見えてきたのに、それを時間の中に置いていない」という状態です。

頭の中では「これをやった方がいい」「どこかのタイミングでやりたい」という意識はあるのに、具体的な日時や枠が決まっていないことがあります。

日々の予定を書いた手帳やカレンダーには、仕事の締め切りや家族の予定、誰かとの約束が先に入っていきます。

一方で、「自分の願いのための行動」は、つい空いているところに後から入れようとしてしまいます。

その結果、「今日は時間がなかった」「気づいたら一日が終わっていた」という日が続きやすくなります。

これは多くの方に起こる、ごく自然な流れです。

大事なのは、「時間に置かれていない行動は、どうしても日常に埋もれやすい」という事実です。

どれだけ大事な願いでも、「いつやるのか」が決まっていないと、他の予定に押し出されてしまいます。

ここでもう一度確認しておきたいのは、「忘れてしまうのは、あなたがいいかげんだからではない」ということです。

予定として時間に置いていないだけであれば、扱い方を変えることで十分に修正できます。

行動は、「やりたい」と思っているだけでは動きません。

「いつ」「どのくらいの時間をかけて」取り組むのかが決まったとき、初めて日常の中で実行されやすくなります。

ここまででお伝えした三つは、どれも「能力」や「根性」の話ではありません。

書いた願いをどのような順番で扱っているか、というごくシンプルな構造の話です。

④ まとめと、次のステップへの小さな橋渡し

ここまでをいったん整理すると、叶えたいことが止まりやすくなるのは、次の三つが重なったときです。

一つ目は、願いを書いただけで終わっていること。

二つ目は、それを具体的な行動の形に変えていないこと。

三つ目は、その行動を時間の中に置いていないこと。

もし、過去の自分を思い出したときに、「たしかにどこかで止まっていたかもしれない」と感じたなら、それはとても大切な気づきです。

原因が見えた瞬間から、「どこを整えればいいのか」が分かるようになるからです。

そしてもう一つ、ここで強くお伝えしておきたいことがあります。

うまくいかなかった理由は、あなたがダメだったからではなく、この三つのどこかが抜けていただけだということです。

この記事でできるのは、「止まり方の地図」をあなたの手に渡すところまでです。

それだけでも、自分を責めるための材料ではなく、「ここから整えていけばいい」という再スタートの視点に変わっていきます。

このあとのセクションでは、「書く」「行動に変える」「時間に置く」という三つを、もう少し具体的な流れとして整理していきます。

どの段階にいるかに関わらず、「ここから順番を整えればいい」と思いながら読んでみてください。

ここまで読んで、「どうして願いが止まっていたのか」が少し見えてきたかもしれません。

もし今、あなたが「ひとりで順番を整えるのは難しいかもしれない」と感じているなら、その感覚はとても自然です。

願いが進まなかった理由は、性格でも根性でもなく、“扱い方の順番”を知らなかっただけです。

順番が整うと、行動は無理のない形で前に進み始めます。

ただ、行動の細かさや優先順位、時間への置き方は、人によって大きく違います。

そして、人のために動く場面が多い方ほど、自分の行動が後ろに回りやすい傾向があります。

もしあなたが、

「自分の願いを丁寧に扱う練習をしたい」

「行動に変えるところを一緒に整えてほしい」

「同じところで止まるパターンから抜け出したい」

と感じているなら、個人サポートがお役に立てます。

あなたの願いをお伺いし、

日常で扱える行動に変え、

生活リズムに合わせて時間に置くところまで一緒に整えていきます。

よろしければ、こちらで詳しい内容をご覧いただけます。

個人サポートの詳細を見る

必要だと感じたときに、いつでも選べるように置いてあります。

 

叶えたいことは三つの段階を通すと前に進む

セクション1では、願いが止まりやすくなる三つの理由として、

「書いただけで終わる」

「行動に変えていない」

「時間に置いていない」

という流れをお伝えしました。

これは、別々の問題に見えて、実はひとつの“順番の話”です。

順番がそろうと、願いは自然に前へ動き始めます。

そして、この順番は性格や能力とは関係ありません。

ただ、扱う段階を知らなかっただけで、誰でもここから整えることができます。

ここでは、願いが前に進むための三つの段階として、

Wish（叶えたいこと）

Act（行動）

Time（時間）

の流れをお伝えします。

どこから読んでくださっても大丈夫です。

今あなたがどの段階にいても、順番を整えるだけで進みやすくなります。

では、それぞれの段階をひとつずつ見ていきましょう。

第1段階：Wish（叶えたいこと）

まず最初に扱うのは、“叶えたいこと”を言葉にする段階です。

書くという行為そのものは、とても正しい始め方です。

ただ、ここで多くの方が「書いたのに動かない」という状態になります。

それは、叶えたいことが“抽象的すぎる”ために、次の段階に進みづらくなるからです。

これは能力の問題ではなく、扱う言葉の細かさだけの問題です。

言葉が少し整うだけで、行動に変えやすくなります。

このWish段階では、

「自分が扱いたいテーマを、少し細かくする」

ただそれだけで十分です。

Wishが整うと、次のAct段階がスムーズに扱えるようになります。

第2段階：Act（行動）

願いが進まなくなる原因の多くは、「行動に変えていない」ことにあります。

動けないのではなく、行動の形が見えていないだけです。

行動の言葉が曖昧なままだと、どれを選べばいいか分かりません。

選べない状態では、人のために動く場面が多い方ほど、自分の行動が後ろに回りやすくなります。

ここでも、性格や意思の強さは関係ありません。

扱い方を少し変えるだけで、動きやすくなります。

行動がひとつの言葉に変わった瞬間、

その行動は“時間に置ける形”になります。

ここまで整うと、最後のTime段階がとても扱いやすくなります。

第3段階：Time（時間）

もっとも気づきにくく、もっとも大切なのがこの段階です。

どれだけ行動が明確でも、時間に置かれなければ実行されません。

行動には“居場所”が必要で、置かれていない行動は日常の中に埋もれてしまいます。

これは誰にでも起こりうる自然な現象で、能力の問題ではありません。

ただ、行動の優先順位をつける前に、周囲の予定で時間が埋まりやすい方ほど、この段階で止まりやすくなります。

時間の中に行動を置くと、実行率は自然に上がります。

スケジュール管理というよりも、“行動の置き場づくり”と考えると扱いやすくなります。

ここまで理解できたなら、願いが動き出す準備は整っています。

もし「自分はどの段階で止まっているんだろう」と感じたら

ここまで読んで、「自分はWishなのか、Actなのか、Timeなのか」が少し曖昧に感じられたかもしれません。

その迷いはとても自然です。

願いが止まる位置は、人によってまったく違います。

そして、性格というよりも“日常の流れ”によって変わっていきます。

もしあなたが、

「自分の現在地を知りたい」

「行動に変えるところを一緒に整理してほしい」

「時間の中に置くところまで伴走してほしい」

と感じているなら、個人サポートで丁寧に扱うことができます。

あなたの願いを言葉にし、

行動に変え、

日常の時間に置くところまで、

あなたのペースに合わせて一緒に整えていきます。

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月氣質は“どこで扱いにくくなりやすいか”

ここからは、月氣質の方がどの段階で扱いにくくなりやすいのかを整理していきます。

月氣質は、やさしさや気配りの力がとても強い反面、自分よりも周囲を優先する選び方になりやすい傾向があります。

それは性格の良し悪しではなく、“選ぶ順番が人より少し違うだけ”です。

そのため、願いが止まる位置も、月氣質特有のパターンが生まれやすくなります。

あなたの歩き方のクセを知ることで、このあとの実践がとても扱いやすくなります。

ここでは、

Wish（叶えたいこと）

Act（行動）

Time（時間）

の三つの段階で、月氣質に起こりやすい出来事を整理します。

あなたがどの位置で止まりやすいのかを、静かに確認しながら読んでみてください。

Wish（叶えたいこと）で起こりやすいこと

月氣質は、誰かの気持ちや状況を自然に読み取る力がとても高い傾向があります。

そのため、願いを書き出すときに、まず「誰かのため」が先に浮かびやすくなります。

自分のことを書こうとしても、

「迷惑にならないだろうか」

「家族の負担にならないかな」

「仕事に影響しないかな」

と、周囲の状況が同時に立ち上がってくることがあります。

その結果、

“自分の願いの言葉が曖昧になる”

“やりたいことの粒度が粗いままになる”

という状態になりやすいのです。

これは、優しさと気遣いが高い人ほど起こる傾向で、あなたの長所が裏返っているだけです。

Wish段階でできる対処は、とてもシンプルです。

「自分が扱いたい順に並べ直してみる」こと。

または、

「誰かの要望と混ざっていないか一度切り分ける」こと。

この小さな整理だけで、次のAct段階に進みやすくなります。

Act（行動）で起こりやすいこと

月氣質は、行動を選ぶ場面になると、「自分の行動より、誰かのための行動」を先に優先しやすい傾向があります。

これは、3人のペルソナにも共通して見られる特徴です。

・しのぶさんは、相手の気持ちを汲み取りながら動くため、自分の行動が後回しになりやすい。

・真由美さんは、相手の成長を願う気持ちが強く、サポートのほうに行動を使いやすい。

・美咲さんは、家族のために動く選択が自然に優先され、自分の行動が“空白”になりやすい。

これらはすべて、月氣質の美しい長所がベースになっています。

しかしその一方で、

「自分の願いに必要な行動」が後ろにまわりやすい傾向を生みます。

さらに、月氣質は大きな目的をそのまま扱いやすいため、行動が大きいままになることも多いです。

大きい行動は、選ぼうとしても手が伸びにくくなります。

行動段階でできる対処は三つあります。

・行動を最小単位にすること。

・他者支援の予定と自分の行動を切り分けること。

・“今日はこれだけ”と決めて、一つだけ自分の行動を先に置くこと。

Actが整うと、Time段階が一気に扱いやすくなります。

Time（時間）で起こりやすいこと

月氣質がもっとも扱いにくくなりやすいのが、この時間の段階です。

月氣質は、予定を組むときに、自然と“人の予定”を先に組み込む傾向があります。

そのため、自分の行動だけが後ろに押され、時間の外へ出てしまうことが起こりやすいのです。

これは決して悪いことではありません。

ただ、順番のつけ方が「周囲 → 自分」になりやすいために、自分の行動が“置かれていない”だけです。

行動は、時間の中に居場所を持った瞬間に実行率が上がります。

逆に、どれだけ願いが大事でも、時間に置かれていなければ動きにくくなります。

時間段階での対処ポイントは三つです。

・先に自分の行動を置くこと。

・家族や仕事の予定とは別レイヤーで書き込むこと。

・小さくてもいいので“固定枠”を作ること。

こうすることで、時間の流れに自分の願いが入り、現実が動き始めます。

もし「自分の扱い方を整えたい」と思ったら

月氣質は、やさしさと直感の力が強いぶん、自分の願いだけが後ろに回りやすいという独特のパターンが生まれます。

それは長所が深く影響しているため、悪い意味ではありません。

ただ、願いを動かすためには、少しだけ“扱う順番”を変える必要が出てきます。

もし今あなたが、

・自分の願いを丁寧に扱いたい

・行動の粒度を一緒に整えてほしい

・時間の流れまで含めて形にしたい

と感じているなら、個人サポートで伴走することができます。

あなたの願いを整理し、

行動に変え、

その行動を日常の時間に置くまで、

あなたのペースに合わせて一緒に進めます。

個人サポートの詳細を見る

必要だと感じたときに、いつでも選べるように置いてあります。

 

4. 無理なく進められる「やさしい整理のステップ」

ここからお伝えするのは、月氣質の方が安心したまま前に進める「最初の整え方」です。

大きく変わろうとしなくても大丈夫です。

むしろ、小さな整理だからこそ心の負担が少なく、迷いが静かにほどけ始めます。

月氣質の方は、誰かのために頭や心を使いすぎて、自分の願いを扱うスペースが後回しになりやすい傾向があります。

だからこそ、やさしい順番で願いを扱うことがとても大切です。

以下の3つのステップは、どんな状況でも「すぐに」「静かに」取り組める、負担のない整理の方法です。

---

■ ステップ1：いま抱えている悩みを3つだけ書く

深く考える必要はありません。

浮かんだ言葉をそのまま書くだけで大丈夫です。

月氣質の方は周りの気持ちを優先しやすいため、「自分の気持ち」を外に出すだけでも、思考の渋滞がゆっくりほどけていきます。

■ ステップ2：「本当はこうしたい」を1つだけ書く

たくさん書く必要はありません。

むしろ、ひとつに絞るほうが心の焦点が自然と整います。

月氣質の方は周囲の状況に合わせすぎて本音がぼやけやすいため、この「ひとつの本音」を見つける作業が非常に大きな意味を持ちます。

■ ステップ3：「今日できる行動」を1つだけ決める

大きな行動でなくても構いません。

小さな行動ほど、無理なく続いていきます。

月氣質の方は完璧を求めるほど止まりやすくなるので、「これなら大丈夫」と思える行動をひとつだけ選べば十分です。

---

この3つのステップは、願いの土台を静かに整える作業です。

すぐに劇的な変化は起こらなくても、心の中のスペースがゆっくり広がり、未来の向きが変わり始めます。

そして、ここから先の「深い部分」に入るほど、ひとりで進めるのが難しくなりやすいのも月氣質の特徴です。

次のセクションでは、月氣質の方が途中で迷いやすくなる“境界線”をお話しします。

 

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この記事で扱える範囲と、個別サポートで扱う範囲

ここからは、この連載では扱わない領域と、個別サポートで扱う領域についてお伝えします。

少し踏み込んだ内容になりますが、あなたの安全と安心のために大事な線引きなので、最初に整理しておきます。

この連載では、誰が読んでも共通して役立つ「行動」と「手帳の使い方」を中心に扱います。

一方で、読者ごとに前提が大きく変わる内容や、一般公開すると誤解を生みやすい内容は、あえて記事には書かないと決めています。

それは情報を出し惜しみしたいからではなく、あなたの状況に合わない形で届いてしまうと、かえって動きにくくなる可能性があるからです。

ここでは、その線引きを分かりやすく整理していきます。

運氣やバイオリズムは「個別サポートで扱う領域」です

まず、運氣やバイオリズム、年ごとの流れや月ごとの流れについては、この連載では詳しく扱いません。

これらは、すべて個別サポートの中でだけ扱う領域と位置づけています。

理由はいくつかあります。

ひとつは、運氣やバイオリズムは、同じ年や同じ月でも、人によって意味合いや影響の出方が大きく変わるからです。

生まれた日やこれまでの歩み方、今の生活の状態によって、「同じ説明」をしても受け取り方がまったく違ってきます。

もうひとつは、運氣やタイミングの情報だけが先に立つと、「今は動かない方がいいのかもしれない」「この時期はダメな時期なんだ」と、自分の感覚よりも数字や言葉の方を優先してしまいやすいからです。

そうなると、せっかくの行動の流れが止まってしまうことがあります。

本来、運氣やバイオリズムは「動き出したいあなたをそっと後押しするもの」として使うのが自然です。

ですが、その使い方を間違えると、「動かないための理由」として使ってしまうこともあります。

そのため僕は、運氣やバイオリズムといった領域は、あなたの状況やペースを一緒に確認しながら扱える場──つまり個別サポートの中だけで、ご本人と対話しながらお伝えするルールにしています。

記事の中では、「誰が読んでも安全に使える範囲」に限っているのは、そのためです。

もしあなたが、運氣やバイオリズムも含めて、今のタイミングをどう活かせばいいのかを知りたい場合は、個人セッションの中で一緒に整えていくことができます。

氣質は「行動の特性」だけを公開し、深い部分は個別で扱います

次に、氣質についての扱い方です。

この連載では、氣質を「性格を決めつけるもの」や「当たる当たらないを楽しむ占い」としては扱いません。

氣質は、あなたの行動の傾向や、止まりやすいポイントを理解するための「道具」として使っていきます。

たとえば、「人の予定を優先しやすい」「自分のことは後回しになりやすい」といった傾向を言葉にすることで、手帳の使い方や行動の順番を整えやすくするイメージです。

一方で、氣質の深い層──運の流れや人生全体のテーマ、過去から続く学びのパターンなどは、この連載では扱いません。

そこまで踏み込むと、どうしても一人ひとりの背景や現在地を確認しながらでないと、安全にお伝えすることが難しくなるからです。

深い部分は、言葉の選び方ひとつで「希望」としても「重さ」としても伝わってしまいます。

そのため、画面越しに一方的にお渡しする形ではなく、対話をしながら「今、どこまで扱うのがちょうどいいか」を一緒に確認できる場でだけ扱うようにしています。

この連載で扱うのは、あくまで「行動の特性」としての氣質です。

たとえば、「予定を詰め込みすぎる傾向がある」「人の相談を優先して自分の時間が薄くなりやすい」といったレベルに限定してお伝えします。

そのうえで、「その特性をふまえると、手帳をこう使うと進みやすい」「この順番で書いていくと、少しラクになる」といった形で、日常の行動に落とし込んでいきます。

もしあなたが、自分の氣質をもっと深い部分まで知りたい場合や、運の流れも含めて「人生全体の設計」を見直したい場合は、個別サポートの中でじっくり扱うことができます。

そのときは、あなたのペースや現在地に合わせて、一緒に解像度を上げていく形になります。

本気で変わりたいあなたへ──ここから先の選択肢

ここまで読んで、もしかしたら「無料の記事だけでは届かない部分もあるんだな」と感じたかもしれません。

その感覚は、とても正直で大切なものです。

この連載でお渡しできるのは、「叶えたいことを書き出し、行動に変え、時間に置いていく」という共通の土台と、行動の特性としての氣質の扱い方までです。

そこまででも、進み方が変わる方はたくさんいます。

一方で、

・どこから手をつければいいか分からないまま、何年も同じところを回ってきた。

・自分の氣質やタイミングも含めて、まとめて整理してしまいたい。

・ひとりで考えていると、どうしても途中で止まってしまう。

もし、あなたがこうした感覚を持っているなら、記事だけで何とかしようとし続けるよりも、「一度、誰かと一緒に整えてしまう」方が早い場合があります。

僕の個人サポートでは、

・叶えたいことの棚卸し。

・言葉の整理と、行動への変換。

・日常のリズムに合わせた時間の置き方。

・必要に応じて、氣質やタイミングの扱い方。

こうしたことを、あなたのペースに合わせて一緒に進めていきます。

一人でがんばり続けることが悪いわけではありません。

ただ、「誰かと一緒に進めた方が、結果的にやさしく前へ進める」というケースも、これまでたくさん見てきました。

もしあなたが、「そろそろ本気で流れを変えたい」と感じているなら、個人セッションという選択肢を、手帳の片隅にそっと書き留めておいてください。

詳細は、こちらからいつでも確認できます。

個人サポートの詳細を見る

この連載だけを使って、少しずつご自身で進めていくのもひとつの選び方です。

誰かと一緒に、今の状況に合わせた道筋を作っていくのも、もうひとつの選び方です。

どちらを選ぶかは、いつでもあなたの自由です。

必要だと感じたタイミングで、そのときのあなたに合う方を選んでいただければと思います。

 

まとめ

第1回では、叶えたいことが進みにくくなる三つのポイントを整理しました。

書いただけで終わっていること。

行動に変えていないこと。

時間に置いていないこと。

この三つが重なると、どれだけ前向きでも、どれだけやさしく努力をしても、願いは動きにくくなります。

ただ、これは「能力」や「意思の強さ」の問題ではなく、願いを扱う“順番”をまだ知らなかっただけです。

今日あなたが触れた内容は、その順番の「はじまり」です。

ここを理解しておくことで、今後の連載で扱う内容──書く → 行動に変える → 時間に置く──のすべてがつながり、願いを現実として扱えるようになります。

この連載で大切になる“3つの前提”

① 「書いただけ」では進まない。

② 行動に変えていないと進まない。

③ 時間に置いていないと進まない。

もし以前うまくいかなかったことがあるなら、この三つのどこかが抜けていただけです。

ここから順番を整えれば、誰でも前に進めるようになります。

次回（氣質×行動特性）を読む理由

行動の止まり方は、人によってまったく異なります。

同じ願いでも、「どこでつまずきやすいか」は氣質によって変わります。

次回はまず、氣質の中でも“他者優先になりやすい傾向”を持つ人がどこで止まりやすいのか、その扱い方とあわせて整理します。

自分の行動のクセが分かると、計画は一気に扱いやすくなります。

手帳術が「あなた専用の武器」になる瞬間です。

行動を進めたいあなたへ

この連載は、ただの手帳術ではありません。

叶えたいことを現実に動かすための“実践型の設計図”です。

 

 

 

あなたが更に幸せになるために

今回の記事がお役に立てば嬉しく思います。

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