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「良薬は口に苦し」を体にいいものほど苦いというような意味で使っている方がたまにいます。
言葉通りに見れば確かにその通りなんですが・・・
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良薬は口に苦しの意味
良薬は口に苦しは本来、「良薬は口に苦し、忠言は耳に逆らう」という言葉が省略されたもので、意味は
一般に、良く効く薬は苦くて飲みにくく、こちらのためを思って言ってくれる忠告は、なんとなく抵抗感があってすなおに聞くことができない、という意味。
です。
更に「良薬は口に苦し、忠言は耳に逆らう」も省力されていて「良薬は口に苦くして病に利あり。忠言は耳に逆らいて行いに利あり。」というのが元々の言葉なんだそうです。
意味が少し付け足されて
一般に、良く効く薬は苦くて飲みにくいけれど病気には効く、こちらのためを思って言ってくれる忠告は、なんとなく抵抗感があってすなおに聞くことができないが行いを正す為になる、という意味。
となります。
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うまく行く人ほど忠告・助言にしっかりと耳を貸す
「良薬は口に苦し」の本来の意味がわかっても実践できる人というのはなかなかいないといわれています。
この言葉は元々、孔子が言ったものだそうですが、韓非子にも同じような言葉があります。
「夫れ良薬は口に苦し。而るに智者の勧めて之を飲むは、其の入りて己の病を已むるを知ればなり。忠言は耳に払らふ。而るに明主の之を聴くのは、其の功を致すべきを知ればなり」
現代訳は
「病に能く効く薬は、苦くて飲みにくいものである。しかしながら、智恵ある者が苦い薬を飲むのは、薬が体内に入り病を癒やすことを知っているからである。人からの忠告や言動をいさめる言葉は聞いて気持ち良いものではない。しかしながら立派な君主が忠言を聴くのは、政治を行うのに役立つことを知っているからである」
孔子や韓非子の言葉というは多くが、政治に携わる人に向けられた言葉ですが、一般の人にだってやくにたつ言葉がたくさんあります。
今回の言葉も元々は君主(国のトップ)に向けられたものですが、僕たちに関係のない言葉ではないですね。
優れた人というのは、たとえ耳が痛い言葉でも素直に耳を傾け忠告や助言に従う事がうまくいくとわかっているから素直に従います。
現代でも忠言というのはするのもされるのも辛いものです。
たとえばあなたがミスをした時のことを考えてみてください、相手から叱られると良い氣はしないでしょう。
立場をかえてあなたが誰かがミスをした時を考えてみてください。相手が使えない人だとわかっていたら注意しますか?
ミスした時に「やっぱり」って思いませんか?
同じように、あなたが相手から「使えない人」と思われていたら注意はしてもらえないですよ。
注意されるというは期待の裏返しでもあります。
しかし遠慮の無いキツい言い方をされるのはとも思いますね。
これも、相手はあなたが遠慮なく物が言えるぐらい心を許している人だと思っているからです。
相手からキツい忠言をいわれるというのは、全ての人がそうとは言いませんが基本的にはその人があなたに心を許し期待しているんだと思ってみてはいかがですか?
誰からも期待されず心も許してもらえない状況というのはとても辛いものです。
そうならない為にも、忠言や助言にしっかりと耳を傾けてくださいね。
あなたが更に幸せになるために 今回の記事がお役に立てば嬉しく思います。
最後までお読みいただき有り難うございます。
感謝感謝
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