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自尊心に条件なんて存在しない
自尊心というのは、本来どんな自分でもOKという充足感が伴っている自己肯定感の一つです。
自己肯定感というのは大事なものなのですが、多くの方が条件付で自己肯定をしています。
よくある条件が、お金、能力、見た目、他にも学歴や社会的地位といった他者から見た評価であることが多いです。
しかし、こういった条件付きの自己肯定というのは、その条件がなくなると同じように消えてしまします。
本来の自尊心というのはこうした条件に左右されることはありません。
「いい成績を取ったら褒めてあげる」というようなものとは正反対の心の在り方です。
自己肯定感よりも自己否定感の方が強く、良い子で育ってきた人の中には、自分のネガティブな感情を否定する傾向がよくあります。
特に良い子は良い子でも親や周りの人たちにとっての都合のいい子として育ってきた子は顕著です。
こういう人たちはついつい、怒ってはいけない、妬んだり人だ利してはいけない、さみしい顔をしてはいけないと自分を制限してしまいます。
他人の感情を大きく分けると快か不快かのどちらしかありません。
快は感じたい、けれど不快は感じたくありません。
なので条件反射のように不快な感情を抑圧してしまう癖がついている人というのは、少数派ではありません。
快を善、不快を悪としてしまうと、自分を追いつめてしまうことになったりします。
快が必ずしも、善ということでないのです。
「現代人を蝕む快感 負の感情・シャーデンフロイデの恐怖」でもご紹介しましたが他者の不幸、悲しみ、苦しみ、失敗を見た時にも人は快と感じます。
快か不快という感情自体には、良い悪いはありません。
そう感じるのはその状況にあなたが満足しているか、不満かとうサインに過ぎません。
[アイキャッチ:茜さや]他人の不幸は蜜の味は本当だった。現代人をむしばみ続ける負の感情の正体と対策方法とは
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ネガティブな感情を見て見ぬふりをしない
自尊心を高め豊かな心になる為に大事なことは、まず不快な感情をあなた自身で受け止め、適切に処理できているかどうかということです。
不快な感情を感じることがすぐに問題になるのではありません。
それよりも八つ当たりしたり、ネットなどで中傷したり、場合によっては面と向かって罵ってみたりすることや、体への何らかの症状(やる気が出ない、慢性的な倦怠感や疲労感、頭痛や肩こりなど)が出ることの方が問題です。
不快な感情を、あなた自身がしっかりと受け止めることができなければ、その感情はあなたの外へとあふれ出てしまいます。
八つ当たりなどはその最もたる例です。
またあなたが一人で受け止めきれない場合は、あなたが信頼できる人に話を聴いてもらうということが大事です。
しかしながら「まずはあなた自身が受け止める」が根底になければ、「自分の代わりにどうにかして」となってしまい、相手の迷惑をかけている事も氣付かずにあなたの愚痴に付きあわせてしまうかもしれません。
ほかにも本心とは裏腹に、周囲を困らせてしまうこともその一つです。
ドラえもんのお婆ちゃんの思い出にでてくるのび太君のように「おばあちゃんきらいだ。あっちへいけっ」というのは、小さなのび太君だからこそ許されることですが、大人が許されるはずなどありません。
不快をしっかり受け止める事ができていれば、八つ当たりなどの行動に出る事もありません。
結果として他者からは「あの人はいい人」と思われます。
しかし、当の本人にしてみれば、怒りや悔しさ、恨みや憎しみの感情と向き合っているので自分をいい人だと思えていません。
更に不快な感情を抑制していまい見ないフリ、なかったことにしようとしまい、それが続いて体に不調をきたしてまいます。
もしあなたが慢性的に体の不調を感じているのにお医者さんに受診しても「どこも悪くない」といわれる場合は、不快な感情を抑圧していないかどうか振り返ってみてはいかがでしょうか?
僕がセッションや講座でお伝えしお願いしていることが「ネガティブな感情を感じても大丈夫」ということ、そして、それに対して自分に許可を出す。
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感情に向き合う
自尊心が低いと不快に感じたことを他の事へと責任を転嫁しようとします。
例えば、「こんなことで怒ってしまう自分が情けない」や、「あの人のせいでイライラする」「あの人のせいでこんな不快な氣もちになった」というものです。
このようになるのは、不快を感じることに許可を出せていないことが原因だといわれています。
さらに自尊心が下がると、屈辱的な扱いや利用されているというようなことがあっても氣付くことすらできない、怒ることするできなくなります。
不快な感情を感じることに許可をだせるようになると、不快を感じたこと自体に興味を持てるようになります。
人は興味を持ったことには自然と前向きに学ぼうとします。
この学びができるようになると「嫌な経験を無駄にしないあなた」を育てることが出来ます。
この「嫌な経験を無駄にしないあなた」が育っていくと取り越し苦労がなくなってきます。
嫌な事や望まない事が起きても学びに変えて無駄にすることがなくなってきます。
こうなった時あなたの中に本当の自己信頼感が生まれます。
もしあなたが自分へのダメ出しをやめられないとしたら「自分は何もかもが思い通りにできるはず。なのにできない自分はダメな人間」だと思っていからです。
本当に自己信頼感があるというのは、「自分には出来る事もいっぱいある。けれで出来ない事もいっぱいある」と認められることです。
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自分を客観視することと自尊心の土台
自分に許可を出せるからこそ、不快な感情をしっかりと受け止められる「もう一人のあなた」が育ちます。
言い換えれば自分自身を客観視できるあなたです。
「もう一人のあなた」が育っていなければ、怒りなどのネガティブな感情とあなた自身が一体化してしまいます。
実際はネガティブな感情以外のあなたもちゃんと存在しています。
ところが自己否定感の強い人というのはネガティブな感情以外の自分をどこかに吹っ飛ばしていることが殆どです。
そしてどんな人であっても、生まれながらに自分を客観視できる人はいません。
客観視をしながら自分自身に対して共感をする自己共感することで自分自身を思いやる心を育てます。
思いやりというのは共感と想像力が掛け合わさったものです。
簡単にいうならば、相手の立場になって考えることとも言えます。
他人に要求してばかりの「クレクレさん」や人の世話ばかりしたくなる人というのは、自分への思いやりが十分に育っておらず、その欠乏した愛情を埋め合わせるための行動といえます。
殆どの人間関係のトラブルはこれが原因といえます。
因みに自尊心が高まったとしても、不快な感情を感じなくなるという事はありません。
どちらかといえば不快な感情を感じる事がおおくなることするあります。
不快な感情を恐れることなく、老けとめられる自分になり客観視と自己共感が出来るようになります。
自尊心が高まった人というのは、多少の困難にめげる事もなくなり、投げやりになることもありません。
結果として「私は私でいい」「そのままの私で価値がある」と自尊心を高めていくいい循環がで生まれます。
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なお具体的な話はあなたが何を引き寄せたいかによって変わってきます。
具体的なご相談は引き寄せセッションにて承ります。
最後までお読みいただき有り難うございます。
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