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苦労と努力は違う
辞書によると
苦労というのは
1 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること。「苦労が絶えない」「苦労を共にする」「苦労の種」「苦労して育てた子供」
2 (多く「ごくろう」の形で)人に世話をかけたり、厄介になったりすること。「ご苦労をかける」「ご苦労さま」
とあります
一方で努力というのは
[名](スル)ある目的のために力を尽くして励むこと。
とあります。
どちらも力を尽くすという意味では共通していますが、根本的に意味が違うように感じます。
苦労というのは外的要因によって苦しい思いをさせられるという要素が強くその先に成長がないように感じます。
しかし、努力というのは、ある目的(夢や目標)の為に力を尽くすことですから、自主的に動いているように感じます。
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苦労はした方がいい?
言葉の意味そのものを考えてみると、苦労はしない方がいいというよりしたくないですね。
けれど、努力は忘れてはいけないのだと思いませんか?
今の仕事をするようになってから特に思うようになったのですが
言葉の意味を知らないもしくは間違えたりごちゃ混ぜにして使っているなぁということです。
「若いうちに苦労はした方がいい」という言葉は本当にそうなのだろうかと思いませんか?
苦労の意味の力を尽くすという部分はわからなくもないですが、精神的、肉体的に苦しい思いをする必要はあるのでしょうか?
「若いうちに努力した方がいい」だと、何か目標があり力を尽くしているので、いろんなことを経験するので、やった方がいいなぁ感じませんか?
楽をしたらいけないの?
苦労の反対語となるのが楽という言葉になると思いますが、あなたは楽という言葉にどんな印象をお持ちですか?
楽しい
しんどくない
疲れない
サボってる
手を抜いてる
という印象が多いのではないでしょうか?
楽を辞書で調べると
1 心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が―になる」「―な姿勢」「どうぞお―に」
2 生計が豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で―な暮らしをする」
3 たやすいこと。簡単なこと。また、そのさま。「―な計算問題」「―に勝てる相手」引用元: らく【楽】の意味 – goo国語辞書より
という意味が出てきます。
先ほどの印象であげた言葉の「サボる」や「手を抜く」という意味は存在していませんね。
ですが「楽をしてはいけな」とよく言われますね。確かに、仕事などで手を抜くと心身的な苦痛がない状態になれますから楽な状態にはなっていますね。特に昔は、自分自身の肉体を使うことがほとんどでしたから、サボったり、手を抜くことで苦痛が減ったのは事実ですからそれを咎める意味で楽をしてはいけないとなったのではないかと思います。
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やっていい楽と、やってはいけない楽がある?
楽をしてはいけないとしたら、例えば電車や自動車で移動することは何故OKなのでしょうか?自分の体を使わずに歩くよりも遥かに短時間で遠くまで移動できます。今から約150年前の日本ではまだ移動は徒歩が基本でした。
他にも、全自動洗濯機を使っての服の洗濯することは何故OKなのでしょうか?
まだまだ、挙げれば出てくると思いますが、
楽をすることには、やっていい楽とやってはいけない楽があるということではないでしょうか?
そしてこの二つの差があるのだと思います。
やってはいけない楽の多くが他者に迷惑を掛ける行為になるということが挙げられると思います。仕事などで手を抜いてしまえば誰かに迷惑がかかります。誰かに迷惑がかかるような楽はしてはいけませんね。
逆にやっていい楽というのはあなただけでなく周りも幸せになれる楽なのだと思います。言い方を変えれば効率化と言えるかもしれません。
そして、やっていい楽というのは誰かがそれをし始めるとみんなが楽になるという状態です。こういう楽はどんどんしていきましょう
やっていい楽に隠れているもの
みんなが楽になれるやっていい楽に実は隠れているものがあります。
それは誰かの努力です。
もちろんあなたの努力の場合もあります。
例えば、自動車の場合、あなた以外の誰かが努力し今の車を開発してくれたからあなたは今楽に遠くまで移動することができます。
他にもあなたが例えばスーパーの品出しの仕事をしているおかげで、僕はわざわざ農家やメーカーに行かなくても野菜や、調味料などを近くのスーパーで購入することができます。
あなたが何かの目標の為にしている努力は必ず誰かの役に立っています。そのことを忘れないでください。
しかし、注意点があります。自分が努力していると感じている時点でそれはもう努力ではないということです。
最後までお読みいただき有り難うございます
感謝感謝