引き寄せ実践塾

引き寄せ実践塾は、今まで、引き寄せ関連の書籍を読んでも、セミナーに参加しても引き寄せが起きなかった方に本当に引き寄せるために何を考え、どう実践していくかをお伝えし、引き寄せが起こせる習慣を身につけていただく場です。

「足るを知る」が嫌いな人へ「足るを知る」の落とし穴

「足るを知る」が嫌いな人へ「足るを知る」の落とし穴

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

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足るを知るの本来の意味とは

「足るを知る」とう言葉は、あなたも聞いたことがあると思います。

しかし、実際は

老子の言葉の一説からとらたものです。

その言葉が

「知人者智、自知者明。勝人者有力、自勝者強。知足者富、強行者有志。不失其所者久。死而不亡者壽」

人を知る者は智、自ら知る者は明(めい)なり。人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。その所を失わざる者は久し。死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

意味

他人を理解する事は普通の知恵のはたらきであるが、自分自身を理解する事はさらに優れた明らかな知恵のはたらきである。他人に勝つには力が必要だが、自分自身に打ち勝つには本当の強さが必要だ。満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。自分本来のあり方を忘れないのが長続きをするコツである。死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。

足るを知る者は富み=満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間

の一節だけを切り取り「足るを知る」だけが今よく使われるようになってます。

 

ところで・・・

 

この言葉ってどんな人に向けられた言葉だと思います?

 

この言葉だけに限ったものではないのですが、老子の言葉(思想)というのは、弱者を擁護し、敗北者を慰める趣旨ではなく、当時の権力者や富裕層などの強者や強者になろうとする人たちへの訓戒だったと言われています。



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足るを知るの落とし穴とは

ちょっと考え方を変えれば幸せを感じられるなんて、良い話じゃないか、と思えるかもしれません。

しかし、ここには大きな落とし穴があります。まず、いま手にしているものだけで下手に自足しようとすると、
結局それを使いつぶして終わってしまうだけになるかもしれないという事。

そして、この言葉を下手に弱い立場の人間が旨としてしまうと、結果的に強い立場の者ばかりが利益を得てしまう可能性があるという事です。

なぜなら、一般庶民と言われるレベルの人やや、貧しい人たちのなかに「足るを知る」「止まるを知る」を旨とする人が増えていけばいくほど、「持てる者」の立場が安泰になっていくのです。なぜなら、「取って変わってやろう」とか「あいつばかり富や名誉に恵まれるのは許せない」といった庶民の嫉妬心や向上心を緩和してくれる役割を、この教えは果たしてくれるからだそうです。

そして、そして、『老子』はまさしくこうした効果を狙うには都合のいい古典だそうです。

先ほども書きましたが、楠山春樹氏は著書「老子入門」で《老子の思想は、往々にして弱者を擁護し、敗北者を慰める趣旨と考えられている。しかし、それはまったくの誤解であって、むしろ強者、あるいは強者たらんとする人に対する訓戒を第一義とするものである》と書いています。

そして、『老子』の立ち位置に関する限り、こう解釈するは中国古典の研究者の中では珍しくないそうです。

最近は、引き寄せなどのブログでも中国古典の言葉などを引用する方が少なくありません。そうした背景を考えた時、多くの人々を納得させてしまう言葉、反省を促す言葉というのは、取扱い注意なんだなあ、と感じました。結局、それが結果的に引き寄せがうまくいかない人を生み出し、セミナーを開催している人間が笑うという図式を生みかねないからです。

以前に書いた「「共創」の思いが、未来を創りだす」という記事の中で登場した年商2000億の社長さんの事を思い出して奉仕いのですが、その方は年商2000億なのでそろそろ、足るを知る必要があると思いますが、ぶっちゃけあなたはどうですか?

正直な話、僕もそこまでの状態ではありません。

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足るを知るだけでは不十分

足るを知るだけで歩みを止めるのではなく人を理解する知恵と己を理解する明を身につけ、他者に勝つ力、そして自らの弱さに打ち勝ち、それらに努力し自分のあり方を忘れず、死にとらわれず「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が大切だということです。

これは、自らの感情をコントロールすることに他なりません。また、あなたがその道半ばであるならば目標(ゴール)への道に満足する必要はありません。

また、中には、途上国などを例にして今現状を満足させようとするような人もいます。しかし、自分より下のものを見させる事で安心させるという心理テクニックです。ある種の洗脳とも言えます。

うまくいっていないけどあの人たちに比べれば自分はまだましだと思う事で歩みを止めないでください

 

志を持っているのであれば、それが成就されていないのであればそのことに関して足るを知る必要なんてありません。

 

そのうえで、僕がお伝えしている。誰でもできる「引き寄せ力アップトレーニング」や「メンタルセラピー」や「エネルギーワーク」を取り入れていただいて、心を穏やかにしていただくと、輝く未来の扉を選択できるようになっていきます。

 

もし、目標が達成していないのにやめてしまうと同じところをループすることになるかもしれません。

 

願望実現体質になりたいなら、足るを知るレベルまで駆け上がりましょう

次のページでは引き寄せにおいての足るを知るの意味を解説していきます。

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