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この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
- ブログ記事が長くなった時のの整理方法を学べます。
- WordPress初心者でも判断できる改ページと別記事の使い分けがわかります。
WordPressでブログを書いていると、つい夢中になって記事が長くなる時があります。
書いた本人にとっては充実した内容に思えても、読者にとっては「長すぎて読む気になれない」と感じられるかもしれません。
こうしたとき、記事をどう整理すればよいのか、初心者の方は迷ってしまいます。
この記事では、「改ページで分ける」方法と「別記事にする」方法のそれぞれの特徴と選び方をやさしく解説します。
どうして記事が長くなりすぎるのか?
まずは、ブログ記事が長くなってしまう原因について見てみましょう。
多くの場合は、書きたいことがたくさんあるという前向きな理由によるものです。
しかし、長くなりすぎると読者にとって読みにくい構成になってしまうリスクもあります。
伝えたいことが多すぎて収拾がつかない
WordPressでブログを始めたばかりの方は特に、「自分の持っている知識をすべて出したい」と思う傾向があります。
結果として、ひとつの記事の中に複数のテーマが混ざり合い、読者がどこを読めばいいのか分からなくなってしまうのです。
書いている本人は一貫性があるつもりでも、読者にとってはテーマが散らかって見えることがあります。
構成を考えずに書き始めてしまう
記事の設計図ともいえる構成を決めずに、思いつくままに書いていくと、内容があちこちに飛んでしまいます。
「あれも大事」「これも伝えたい」と思っているうちに、いつのまにか文字数が6000を超えていたというケースは珍しくありません。
最初に「何を伝える記事なのか」を明確にすることが、記事の長文化を防ぐ第一歩です。
読者への意識が薄れてしまう
自分の主張や経験を語ることに集中しすぎると、読者が知りたい情報や順序を無視してしまうことがあります。
その結果、読者は読み疲れて途中で離脱してしまうのです。
ブログは自分のためだけでなく、「読んでもらうこと」を意識することが大切です。
改ページを使うべきパターンとは?
WordPressには、記事の途中でページを区切る「改ページ」機能があります。
これは、ひとつの記事の中で複数のページに分けて表示させる方法です。
使い方としては、記事中に「<!–nextpage–>」というタグを挿入することで、簡単に分割ができます。
ひとつのテーマで完結しているとき
記事の内容が「SEO対策の基本」や「Canvaの使い方」など、単一テーマで構成されている場合は、改ページによって章ごとに分けると読みやすくなります。
たとえば、STEP1〜STEP5のように段階的に説明したい内容に対して、改ページは非常に効果的です。
ひとつの記事として完結させながらも、読者に負担をかけずに読む体験を提供できます。
スマホ読者への配慮が必要なとき
スマートフォンから記事を読むユーザーが多い場合、長い記事をずっとスクロールし続けるのは大変です。
改ページを入れることで、読者は区切りのある読みやすい形で内容を消化できます。
「次へ」や「戻る」などのナビゲーションが表示されることで、記事の構造も明確になります。
滞在時間やページビューを増やしたいとき
改ページを使うことで、1記事に対して2ページ目・3ページ目と分割されるため、ページビュー(PV)が増える傾向があります。
また、ページを移動しながら読むことで、サイト全体での滞在時間も長くなりやすくなります。
これらの指標はSEO評価にも少なからず影響するため、読者の利便性を損なわない範囲で活用するのは有効です。
別記事として分けた方がよい場合
記事のテーマが複数にまたがる場合や、それぞれ異なる読者ニーズを想定しているときには、ひとつの記事にまとめるよりも別記事として分けた方が適しています。
特に検索エンジン対策(SEO)の観点からも、キーワードごとに記事を整理することが推奨されます。
ここでは、別記事化を選ぶべき判断基準を見ていきましょう。
検索意図が明確に異なる場合
たとえば「ブログ記事の文字数の目安」と「改ページのやり方」は、似ているようで検索している人の目的が異なります。
前者は記事構成に関する情報が欲しい人、後者は具体的な技術的操作を知りたい人です。
こういった異なる検索意図を一つの記事に詰め込むと、結果的にどちらにも刺さらない中途半端な内容になってしまいます。
シリーズ化で価値が高まるとき
ひとつの大きなテーマを、複数の記事に分けてシリーズとして展開することで、読者は興味のある部分から読み始めることができます。
例えば「WordPress初心者講座」というシリーズを作り、「初期設定編」「テーマ選び編」「投稿の基本編」などに分ければ、読者は必要な情報にすぐにアクセスできます。
それぞれの記事に内部リンクを設定すれば、サイト内回遊も自然に増やせます。
メタ情報を最適化できる
別記事にすることで、それぞれに適したタイトル・メタディスクリプション・見出し構成を設定できるようになります。
これはSEOにおいて非常に重要なポイントであり、記事ごとに異なるキーワードに最適化することで、検索上位を狙いやすくなります。
同じ内容をひとつの記事にまとめてしまうと、これらの最適化が難しくなるため、効果的な集客がしにくくなります。
SNSとSEO、どちらを優先すべき?
ブログ記事を整理する際、「改ページ」「別記事」のどちらを選ぶかは、流入経路によっても変わってきます。
特にSNSと検索エンジンでは、ユーザーの行動パターンが異なるため、それぞれに合った形式で情報を提供することが求められます。
ここでは、SNS向けとSEO向けの分け方の違いについて見ていきましょう。
SNS経由の読者には一記事完結型が向いている
TwitterやFacebookなどのSNSから来た読者は、「今すぐ答えがほしい」「サクッと読みたい」と考えている傾向があります。
このような読者に対しては、改ページや記事の分割はかえって不便に感じられることがあります。
可能であれば、1記事に必要な情報をコンパクトにまとめ、1ページで完結する形が望ましいです。
SEOを重視するなら分割も有効
検索エンジンからのアクセスを狙う場合は、キーワードごとに記事を分け、それぞれを最適化する方が有利です。
Googleは、検索キーワードと記事タイトル・見出しとの一致度や、専門性の高さを重視します。
複数のテーマをひとつの記事に詰め込むと、どれに対しても中途半端な評価になりやすく、検索順位が上がりにくくなる可能性があります。
両立を狙うなら導入記事+詳細記事の構成を
ひとつの解決策として、「まとめ記事(ハブ記事)」を作り、そこから詳細記事へリンクを貼る形があります。
これにより、SNSでは要点をまとめた記事がシェアされやすくなり、検索エンジンでは詳細な専門記事が評価されやすくなります。
ユーザー体験とSEOの両方を考慮した構成として非常に効果的です。
まとめ
ブログ記事が6000文字を超えると、「このままでいいのか?」と不安になるのは自然なことです。
大切なのは、自分の言いたいことをすべて詰め込むのではなく、読者にとって読みやすく、伝わりやすい形に整えることです。
改ページは、ひとつのテーマを章立てで整理したいときに有効です。
一方、検索意図が分かれるような内容は、別記事にしてシリーズ化することで、SEO効果も高まり、読者にも親切です。
どちらを選ぶにしても、読者の利便性を軸に判断すれば、後悔のない選択ができるはずです。