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この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。
このブログは基本的に、メンタルセラピストやスピリチュアル系を仕事にしている方もしくはしたい方や個人事業主などの方で、ITが苦手な方を対象にしています。
- ChatGPTは個人サロンの“秘書”として活用できる
- AIに任せてOKな業務と、NGな業務の違いがある
- 無料版でも十分に使える場面がある
- 有料版に向いている人の目安もある
最近では、多くのセラピストやカウンセラーがブログやSNSでの発信を行う中、「時間が足りない」「文章がうまく書けない」「ひとりで全部こなすのがしんどい」と感じる人も増えてきました。
そんな背景から、近年急速に注目されているのが「生成AI」の活用です。
生成AIにはさまざまな種類があり、文章を自動生成するもの、画像や音声を作るものなど、多様なツールが存在します。
中でも「ChatGPT」は、文章やアイデアの相談相手として使える対話型AIであり、“AI秘書”のように活用できる点で、個人サロンの運営に非常に適しています。
ただし、なんでもAIに任せれば良いというわけではなく、「任せてよいこと/ダメなこと」を見極めることが重要です。
この記事では、ChatGPTを「秘書のように使う」という視点から、無料でもできる活用法、そして有料版を検討する基準について、わかりやすく解説していきます。
ちなみに、このブログ記事のほとんどは、ChatGPTを活用して構成・執筆しています。作成にかかった時間は約40分です。
ChatGPTを“秘書”にするという発想
個人サロンを運営していると、やるべきことが山積みになります。
施術やセッションだけでなく、集客、ブログ、メルマガ、予約管理、資料作成…正直、ひとりでこなすには限界がありますよね。
そんなときに心強い味方になるのが「ChatGPT」です。
ChatGPTは“話を聞いてくれる秘書”
ChatGPTは、あなたが入力した文章に対して返事を返してくれるAIです。
でも、単に検索結果を表示するだけではなく、まるで秘書のように「こんな感じですか?」と聞き返しながら、あなたの考えを整理し、下書きを作り、文章を整えてくれます。
たとえば「セッション案内文を考えたい」「イベント告知をブログで書きたい」と相談すると、見出し案・導入文・締めくくり文まで出してくれることもあります。
ChatGPTは“考える相手”として使う
AIというと「命令すれば答えを出してくれるアプリ」のように思われがちですが、実際はそうではありません。
ChatGPTをうまく活用するコツは、「相談相手」として使うことです。
「こういう方向性で考えてるんだけど、他にアイデアある?」とか「この文章、もっと読みやすくできる?」といった投げかけ方をすることで、良い提案が返ってくる可能性が高くなります。
ゼロから考える負担を減らせる
個人サロン運営で特に重たいのが「ゼロから考える作業」です。
ブログを書く、資料を作る、サービス案内を書く…これらは最初の一文すら出てこないことがよくあります。
そんなとき、ChatGPTに投げることで「たたき台」ができ、そこから自分の言葉に直すだけで済むようになります。
この“ハードルの低さ”こそ、ChatGPTの最大の恩恵なのです。
AIに任せていいこと・ダメなこと
ChatGPTは便利ですが、すべてを任せてよいわけではありません。
使う上で大事なのは「どこまで任せるか」「どこは自分でやるべきか」の線引きです。
AIに任せていい作業とは
AIに向いている作業は、次のような「下書き」や「整理」「構成」に関する部分です。
- ブログのタイトル案出し
- メルマガのアイデア整理
- サービス紹介文の構成案
- 長文の要点を3行でまとめる
これらはChatGPTが得意とするところで、あなたの時間を大幅に節約してくれます。
さらに任せられること(ジャンル別一覧)
発信・ライティング系
- ブログタイトルのアイデア出し(SEOを意識した提案含む)
- メルマガの構成やトピック整理
- ブログやLPの導入文・まとめ文の下書き
- 文章の言い回しの改善(柔らかく、専門的に、など)
- 長文の要点を3行に要約する
- SNS投稿文のドラフト作成(告知文、日常系、短文要約など)
- 発信ネタのリストアップ(例:「6月の引き寄せネタ」など)
企画・整理系
- 講座やサービス紹介文の構成案づくり
- スライドや配布資料の見出し設計
- メニュー表や料金表の整理(キャッチコピーの提案含む)
- アンケート結果の要約と傾向分析
- ブログやSNSの月間投稿計画の下書き
コミュニケーション支援
- お客様への返信文(やさしく丁寧に)
- よくある質問(FAQ)の草案作成
- LINE公式やステップメールの配信文の下書き
- クレーム対応文の候補(冷静かつ共感的な内容)
事務・雑務サポート
- イベントや講座の告知文の下書き
- プロフィール文の再構成・読みやすさチェック
- 複数文書の整合性チェック(言い回し・敬語の統一)
- カレンダー告知文の自動生成(「来月の予定まとめ」など)
内省・セルフブランディング支援
- モヤモヤしている考えの言語化サポート
- ミッション・ビジョンの下書きづくり
- 場面別の自己紹介文の調整(SNS、講座、Zoomなど)
任せてはいけないこともある
AIにすべてを任せてしまうと、信頼を損ねたり、大切な感情や判断を見落とす原因になります。
- クライアントの個別対応メール
- セッション中のフィードバック
- 信頼関係に関わる表現選び
- 本音や想いを言語化する場面
これらは「人としての感性」や「信頼関係の文脈」が求められる場面であり、ChatGPTでは正確に再現できない領域です。
さらに任せてはいけないこと(ジャンル別一覧)
共感・感情が求められる発信
- クライアントへの個別返信メール(感情的な配慮が必要な内容)
- 失敗談や体験談を含むストーリー投稿
- 読者の心に響かせたいメッセージ(例:セッションへの想い)
判断や責任が発生するもの
- サービス料金やキャンセル規定の決定
- クレーム対応やトラブル対応の最終判断
- 契約書や規約の文面作成・確認
個人情報・機密情報を含むもの
- 顧客情報(氏名・メール・相談内容など)の入力や整理
- 相談内容をもとにしたAIへの入力(漏洩リスクあり)
- 住所や電話番号を含む案内文の自動生成(最終確認は必須)
あなたの本音・理念・想いに関わる部分
- セッションの目的やポリシー
- 自分の肩書きやブランディング文
- ミッション・ビジョンの言語化(最終的には自分の言葉で)
依存に注意したい使い方
- 発信や企画をすべてAI任せにしてしまう
- 自分の頭で考えることをやめてしまう
- 「ChatGPTが言ってたから大丈夫」と思い込む
最終判断はあなたの“心”が行う
AIはあくまで道具であって、発信の責任は使う側にあります。
ChatGPTが書いた文をそのままコピペして投稿するのではなく、「これで読者が安心できるか?」「自分らしい言葉になっているか?」という視点で調整を入れることが大切です。
“AIに任せる”と“AIを活用する”は似て非なるものです。
無料版でもできる活用法(最新機能にも対応)
ChatGPTには有料プランもありますが、無料版でも多くの恩恵を受けられます。
2025年時点では、無料版でも「軽い記憶機能」があり、以前よりは使いやすくなっています。
ネタ出しやタイトル案がすぐ出せる
「今日のブログ、何書こう?」と悩んだときに、「セラピスト向けブログのネタを10個出して」と聞くだけで、あっという間に候補が出てきます。
また、「このテーマでブログタイトル案を5つ出して」なども有効です。
検索せずとも、自分の中にない視点をくれる点が魅力です。
“整える作業”が得意
ChatGPTは「文章をやさしく整える」のが得意です。
たとえば、自分で書いたけど読みづらい文章を「読みやすく言い換えて」と投げれば、丁寧な修正文が返ってきます。
「硬い表現をやわらかくして」などの依頼にも対応可能です。
無料版でも簡易な“記憶”がある
以前は「毎回背景説明が必要」とされていましたが、現在では無料ユーザーでも簡易的な記憶機能が使えます。
プロンプトの中で「私はセラピストで、ブログとセッション案内が必要です」と一度伝えれば、数ターンにわたってその設定を元に応答してくれます。
ただし、完全な記憶ではないため、大切な前提は改めて書くクセをつけると安心です。
プロ版(有料)はどんな人に必要?
ChatGPTの有料版は月額3,000円台で利用できますが、どんな人に向いているのでしょうか?
以下のポイントから判断できます。
“覚えていてくれるAI”が使える
有料版の目玉は、GPT-4と記憶機能(カスタムGPTs)です。
あなたのビジネス内容・よく使う口調・サービス概要などを記憶させておけば、毎回同じ説明をせずに済むようになります。
「専属秘書」感覚で使えるようになるのが特徴です。
※本記事は2025年6月26日時点の情報に基づいており、有料版(ChatGPT Plus)ではGPT-4が利用可能です。今後の仕様変更により提供内容が変わる場合があります。
長文・複雑な作業に強い
無料版よりも長文対応力が高く、「構成から本文まで一緒に書いてもらう」といった使い方が現実的になります。
また、「このブログを700字に収めて」「導入文を感情的にして」などの細かい要望にも応えてくれやすくなります。
プロとして発信をしていきたい人向け
ChatGPTを毎日のように使って発信業務を最適化したい、という人には、有料プランが向いています。
逆に「たまにネタ出しに使いたい」「一部の下書きだけ頼みたい」レベルであれば、無料版で充分です。
僕が有料版を使ってみて「全然違う」と感じたこと
僕自身、最初は無料版から使い始めたんですが、正直「なんか違うな…」「思ったより使いにくいかも」と感じたこともありました。
でも、有料のPlusプラン(GPT-4)に切り替えてからは、その感覚がほとんどなくなりました。
文章の理解力や返答の質がまるで別物で、「これはもう、全然違う」とはっきり実感しています。
もちろん、たまに「コレジャナイ」と思う返答もありますが、それでも無料版とは比べものにならない精度です。
無料版でイマイチだと思った人ほど、有料版を試してみてほしいと本気で思います。
まとめ
ChatGPTは、個人で活動するセラピストやカウンセラーにとって、まさに「秘書」のような存在になれます。
ただし、信頼構築や感情表現など、AIには代われない部分もあります。
任せられるところはAIに、心が必要なところはあなたの手で。
それが、あなたらしい発信と無理のない働き方を両立する鍵です。
まずは無料版から試して、相棒に育ててみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事があなたの役に立ったなら幸いです。
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