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この記事を読むのに必要な時間は約 15 分です。
WordPress5.3がアップデートできるようになりました。
新しい機能とか変更点をまとめてみました。
WordPress5.3にアップデートする条件
WordPressがバージョンアップしたとしても、あなたのお使いのサーバーにアップデートできるとは限りません。
WordPressはPHPとMySQLの二つがあって初めて動くシステムです。
PHPとは、ざっくりいうとHTMLに埋め込むことができるため、Web開発でよく使用されるスクリプト言語です。
とりあえずあなたのブログが表示されたりプラグインが動作したりするのはPHPのおかげと覚えておいてください。
MySQLというのはDB(データベース)のことです。
こちらもざっくりいうとあなたのブログの記事の情報や設定なんかを保存しておく場所です。
WordPress5.3を動作させるにはこのPHPとMySQLのバージョンがあっていないと動作しません。
WordPress5.3を動作させるにはPHPのバージョンは5.6.20以上でMySQLのバージョン5.5以上が必要です。
ちなみにPCやネットのアプリというのは動作環境と推奨環境という二つの条件があります。
動作環境というのは最低限動作する環境、推奨環境というのは制作側ができればこの条件です。
WordPress5.3の場合、推奨環境はPHPが7.3以上でMySQLが5.6以上です。
あなたが使っているレンタルサーバーがこれらの条件を満たしていればWordPress5.3にバージョンアップすることができます。
各バージョンの動作環境と推奨環境の一覧
WordPress | 動作環境 | 推奨環境 | ||
---|---|---|---|---|
PHP | MySQL | PHP | MySQL | |
5.3 | 5.6.20- 7.4 | 5.0以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.2 | 5.6.20- 7.3 | 5.0以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.0 -5.1.x | 5.2.4 – 7.3(*1) | 5.0以上 | 7.3以上(*2) | 5.6以上 |
4.9.5-4.9.10 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7.2以上(*3) | 5.6以上 |
4.9-4.9.4 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
4.7-4.8.x | 5.2.4以上 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
※1 5.0,5.0.1の場合PHP7.3の互換性にいくつかの問題があります。
※2 添付されているreadme.htmlでは7.2になっています。※3 バージョン4.9.10に添付されているreadme.htmlにはPHP7と記載されていますが、誤記だと思われます。
wordpress5.3の新機能や変更点
WordPress5.3には、幾つかの機能の追加と改善がされました。
昨日一つ人を細かく説明してくとかなりの量になるので、要点だけをご紹介します。
まず追加された新機能と変更点は以下のようになります。
- ブロックエディターの新機能
- パフォーマンスの改善
- 大きいサイズの画像の自動リサイズ
- 管理画面やサイトヘルス画面のUI改善
- 管理者へのメール確認
これの機能や改善点を順番にご紹介します。
ブロックエディタの新機能
WordPress5.0からブロックエディタ「Gutenberg」が導入されました。
今回はそのブロックエディタの機能の追加と改善がされいます。
Gutenbergにはプラグインもあり、プラグインのバージョン5.4~6.5の追加機能(5.6は除く)6.7~6.8のパフォーマンスの改善がWordpressのコアに適用されました。
ブロックエディターに関する主な機能の追加と変更点は以下の通りです。
- グループブロックの追加
- ブロック追加前にプレビューが表示される
- 見出しブロックでテキスト色を変更できるように
- ボタンの角の丸みを調整できるように
- 列ブロックにレイアウトメニューが追加
- カバーブロックで背景色を選択できるように
- テーブルブロックの機能強化
- プルクオートのデザイン変更
- ギャラリー画像の並び替えが可能に
- 記事状態の変更時(公開等)にスナックバー(通知)が表示されるように
僕が使用しているテーマの関係でよく分かりませんが、あなたがプラグインを入れずにブロックエディターを使っていたら、一気に機能が追加されて驚かれるかもしれません。
ブロックエディターの機能の詳細を知りたい場合は以下の各バージョンの追加点の解説を参照してみてください。
※説明は英語です。
- Gutenberg 5.5「子ブロックをネストするためのグループブロックを追加」
- Gutenberg 5.7「グループブロックにブロックアペンダーを追加」
- Gutenberg 5.8「見出しブロックのテキスト色変更。ギャラリー画像の並べ替え」
- Gutenberg 5.9「ブロックのグループ化機能改善。スナックバー通知の導入」
- Gutenberg 6.0「列(column)ブロックにレイアウトメニュー追加」
- Gutenberg 6.1「移動アクションをアニメーションに」
- Gutenberg 6.2「カバー、メディア、テキストブロックにネスト機能を追加」
- Gutenberg 6.3「エディターのナビゲーションの改善。幾つかのブロック機能の強化」
- Gutenberg 6.4「カバーブロックのサイズ・背景色変更。モバイルでのライティングUX改善。ヘルプパネルの配置変更」
- Gutenberg 6.5「ブロックディレクトリ検索を追加。ソーシャルリンクブロックの追加」
パフォーマンス改善
パフォーマンス改善についても、WordPress5.2からすると読み込みが1秒近く改善されています。
(KINSTA画像)
引用元:https://kinsta.com/blog/wordpress-5-3/
大きなサイズの画像を自動リサイズ
iPhoneやandroidなどのスマートフォンで撮影した写真画像というのはどうしても高解像のためこれまではPCやアプリを使って解像度を下げてからアップロードをする必要があります。
しかし、多くの方がこの事知らずにスマートフォンから投稿をして大きな画像をアップロードをして読み込みの遅いページにしています。
もしかするとあなたもその一人かもしれません。
しかし今回のWordpress5.3のアップデートで、2560px以上の画像をアップロードした場合、自動でリサイズが行われるようになりました。
この機能は、画像がモバイルユーザビリティに関わる表示スピードに直接影響するという事で、追加されたのだと思われます。
リサイズされた画像にはファイル名に「-scaled」が付けられます。
例えば、picture.jpgという名前の写真写真の場合picture.jpg-scaled.jpgというようになります。
僕が、趣味や日常のことやDVDラベルを投稿しているブログ「引寄せ徒然日記」や写真サイトのように、高解像度の写真画像をそのまま使いたいという場合、プラグインの「Disable “BIG Image” Threshold」をインストールしてこの機能を無効化することで対応が可能なようです。
また、今回のアップデートでアップロード時に画像を正しい向きに自動的に回転する機能も実装されています。
管理画面・サイトヘルス等のUI改善
管理画面やエディター画面で、デザインや配色等の変更が行われています。
また、WordPress5.2から導入されたサイトヘルス機能のUIも改善されています。
いずれも大きな機能変更ではないですが、より使いやすいツールを目指しての変更ですね。
管理者のメール確認
管理者としてログインしている場合、一定の期間ログインがない場合(標準設定は6ヶ月)に、メールアドレスが最新であるかを確認されるようになりました。
確認の期間については、フィルターを使用することで変更することができます。
1 |
admin_email_check_interval |
この措置は、Wordpressを使用しているユーザーの中には誰かにWordpressを設定し貰い、ご自身はブログを書くだけや、管理はしているがパスワードはPCが記憶しているので知らないというようなITが苦手な人が万が一何かのトラブルが起きた時に「古いメールアドレスを設定し続けていてパスワードを忘れた場合の再設定のメールアドレスがわからなくなってサイトに入れなくなる」ということにならない為のです。
開発者向けの変更・改善
他にも、開発をする人向けの変更点・改善点があります。
ご自身でプラグインやテーマの改善をなさらない場合はあまり意味はありません。
日付/時刻に関するコンポーネントの改善
日付/時刻に関するコンポーネントに、新しいAPI関数が用意されました。
また、今後はWPタイムスタンプが段階的に廃止されるようです。
それに伴って、これまで利用されていた次のようなタイムスタンプの使用は推奨されません。
1 2 3 |
current_time( 'timestamp' ) get_post_time( 'U' ) date_i18n( DATE_RFC3339, $timestamp + $offset ) |
代わりに、Unixタイムスタンプや以下の新しい関数を利用するようにしてください。
|
この関数は、サイトのタイムゾーンを文字列として取得します。 PHPタイムゾーン文字列または±HH:MMを貸す場合があります。 |
||
|
この関数は、サイトのタイムゾーンをDateTimeZoneオブジェクトとして取得します。 | ||
|
これは、日付のローカライズのための新しい機能です。 date_i18n()を置き換えることを目的としています。 |
||
|
この関数は、DateTimeImmutable設定からタイムゾーンを持つオブジェクトとして現在の時刻を取得します。 | ||
|
ポストタイムDateTimeImmutableオブジェクトを取得します。 | ||
|
投稿時間をUnixタイムスタンプとして取得します。 |
詳しくはこちらを参照してください
PHP7.4への対応
開発者でない方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、PHP7.4をサポートしていそうです。
現状では、まだ完全に対応ができているわけではないようです。
しかし今後のバージョンアップを、通して完全にサポートすることを目指しているそう。
その他の追加・修正点
その他にも、開発者向けの幾つかの追加・修正点があります。
僕自身もそれほど詳しく理解できているわけではないので今回は概要だけご紹介しますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
- 「aria-current属性」を新たに追加
- ナビゲーションメニューに「aria-label属性」を追加
- コメントフォームなどでリンクにUGC属性を追加する関数を導入
- REST APIで’object’および’array’をサポート
アップデートはした方がいい?
今回のアップデートに限った話ではありませんが、Wordpressを利用する場合、最新バージョンを利用する事が基本です。
しかしメジャーアップデートの直後はセキュリティリスクやページの表示の崩れなどの不安からアップデートに慎重になっているかもしれません。
今回のアップデートに関しては、ブロックエディターや管理画面のUI改善などが主な追加や変更となっています。
基本的にこれらの変更というのは、サイトの表示などに直接影響を及ぼすものではありません。
また、セキュリティ関わる部部へのアップデートも少ないため、アップデートしても特に問題はないと思われます。
違う見方をすれば、脆弱性に対するアップデートというわけでもないので、緊急で絶対にすべきアップデートではないともとれます。
新しいデフォルトテーマ「Twenty Twenty」の追加
今回の大きな変更点のひとつに、標準でついてくるテーマに「Twenty Twenty」追加されました。
開発者のAndérs Norenの既存テーマ「Chaplin」を基に構築されていて、Gutenbergの使用に焦点があてられています。
また、「Inter」という個性的なオープンソースフォントが入っているのも特徴の一つになります。
まとめ
色々と機能が追加された今回のWordPress5.3アップデートについて、紹介してきました。
今回は、ブロックエディターの機能改善に重点をおいたアップデートになっているようです。
僕は、使用しているテーマの都合で使用できませんが、もしあなたが、まだGuetenbergを使用していないのであれば、公開時よりもグッと直感的な操作が可能になっているそうなので、今回のアップデートを機に使用してみるのもいいかもしれません。
今回の記事があなたのお役に立ってくれたら嬉しいです。
感謝感謝