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WordPress5.2がアップデートできるようになりました。
新しい機能とか変更点をまとめてみました。
WordPress5.2にアップデートする条件
WordPressがバージョンアップしたとしても、あなたのお使いのサーバーにアップデートできるとは限りません。
WordPressはPHPとMySQLの二つがあって初めて動くシステムです。
PHPとは、ざっくりいうとHTMLに埋め込むことができるため、Web開発でよく使用されるスクリプト言語です。
とりあえずあなたのブログが表示されたりプラグインが動作したりするのはPHPのおかげと覚えておいてください。
MySQLというのはDB(データベース)のことです。
こちらもざっくりいうとあなたのブログの記事の情報や設定なんかを保存しておく場所です。
WordPress5.2を動作させるにはこのPHPとMySQLのバージョンがあっていないと動作しません。
WordPress5.2を動作させるにはPHPのバージョンは5.6以上でMySQLのバージョン5.5以上が必要です。
ちなみにPCやネットのアプリというのは動作環境と推奨環境という二つの条件があります。
動作環境というのは最低限動作する環境、推奨環境というのは制作側ができればこの条件です。
WordPress5.2の場合、推奨環境はPHPが7.3以上でMySQLが5.6以上です。
あなたが使っているレンタルサーバーがこれらの条件を満たしていればWordPress5.2にバージョンアップすることができます。
各バージョンの動作環境と推奨環境の一覧
WordPress | 動作環境 | 推奨環境 | ||
---|---|---|---|---|
PHP | MySQL | PHP | MySQL | |
5.2 | 5.6以上 | 5.5以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.0 -5.1.x | 5.2.4 – 7.3(*1) | 5.0以上 | 7.3以上(*2) | 5.6以上 |
4.9.5-4.9.10 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7.2以上(*3) | 5.6以上 |
4.9-4.9.4 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
4.7-4.8.x | 5.2.4以上 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
※1 5.0,5.0.1の場合PHP7.3の互換性にいくつかの問題があります。
※2 添付されているreadme.htmlでは7.2になっています。※3 バージョン4.9.10に添付されているreadme.htmlにはPHP7と記載されていますが、誤記だと思われます。
リカバリーモード/ついに画面真っ白の恐怖から解放される?
PHPのプログラミングエラーによるWordpressが真っ白になってしまう長年の問題がついに解消されたようです。
ヘビーユーザーのようにメチャクチャカスタマイズをしようとしなくても、functions.phpをすこし記述してみようと管理画面から少しいじって、ちょっと記述ミス(;(セミコロン)が抜けている程度)をするだけで画面が真っ白になり、あなたの顔も蒼白になりパニックになった事が何度もあるかもしれません。
WordPress5.2では致命的なエラーが発生するとWordpressに登録している管理者用のメールアドレスにメールが送信され、そこに記載されているURLをクリックするとリカバリーモードでログインできるようになります。
リカバリーモードでログインするとエラー発生の原因などが解るのでエラーを修正して、リカバリーモードを終了させれば対応ができるようになります。
今までは、どうしていいかわからずに途方に暮れていた方たちにとっては有り難い機能です。
サイトヘルス機能
これが5.2の目玉の機能らしいんです。
この機能はというとWordPressの弱点でもあるセキュリティ面のアドバイスをしてくれるツールです。
管理メニューの[ツール]のなかに新しくサイトヘルスという項目が追加されています。
サイトヘルスのページにアクセスしてみるとあなたが今使っているWordPressのセキュリティを評価してくれると同時に問題となっている個所をリストアップしてくれます。
この機能のお陰で今までセキュリティ対策をしなければと思いつつも、どうすればいいかわからなかった部分や、面倒臭がってほったらかしにしていた部分が浮き彫りになります。
プラグイン互換性チェック
今インストールされているプラグインが、あなたが利用中のPHPのバージョンと互換性があるかを自動的に検出してくれます。
今使っているPHPよりも上のバージョンが必要なプラグインは有効かできなくなるみたいです。
画像の挿入時の添付ファイルの詳細の部分が若干変更
メチャクチャ変わったわけではないんですが、ここは少し意識しといたほうがいいと思うのが、画像の挿入(メディアを追加)する時に画像を選択すると右側に添付ファイルの詳細という欄が出てきます。
以前は下の方にあった代替えテキストという欄、HTMLタグでimgタグのalt属性にあたるものが一番上に来ています。
この欄を記入している人は少ないようですが、SEO的には検索エンジンにこの画像はどういうものという情報を送るために使われているらしいのしっかりと書いた方がいいそうです。
その代替えテキスト欄がわざわざ一番上にきたということは、SEO的にも重要というのは真実かもしれません。
まとめというか感想
実際にWordpress5.2に更新してみてどうか?といわれるとPHPエラープロテクション(リカバリーモード)の機能は嬉しいかなとおもいます。
今まではただ画面が真っ白になるだけでしたがとりあえずエラーが出ているという事が解るので今までよりもドッキリ感はなくなっているようにおもいます。
今回の内容があなたのお役にたったら幸いです。