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WordPress5.5がアップデートできるようになりました。
新しい機能とか変更点をまとめてみました。
WordPress5.5にアップデートする条件
WordPressがバージョンアップしたとしても、あなたのお使いのサーバーにアップデートできるとは限りません。
WordPressはPHPとMySQLの二つがあって初めて動くシステムです。
PHPとは、ざっくりいうとHTMLに埋め込むことができるため、Web開発でよく使用されるスクリプト言語です。
とりあえずあなたのブログが表示されたりプラグインが動作したりするのはPHPのおかげと覚えておいてください。
MySQLというのはDB(データベース)のことです。
こちらもざっくりいうとあなたのブログの記事の情報や設定なんかを保存しておく場所です。
WordPress5.5を動作させるにはこのPHPとMySQLのバージョンがあっていないと動作しません。
WordPress5.5を動作させるにはPHPのバージョンは5.6.20以上でMySQLのバージョン5.5以上が必要です。
ちなみにPCやネットのアプリというのは動作環境と推奨環境という二つの条件があります。
動作環境というのは最低限動作する環境、推奨環境というのは制作側ができればこの条件です。
WordPress5.5の場合、推奨環境はPHPが7.3以上でMySQLが5.6以上です。
あなたが使っているレンタルサーバーがこれらの条件を満たしていればWordPress5.4にバージョンアップすることができます。
各バージョンの動作環境と推奨環境の一覧
WordPress | 動作環境 | 推奨環境 | ||
---|---|---|---|---|
PHP | MySQL | PHP | MySQL | |
5.5 | 5.6.20- 7.4 | 5.0以上 | 7.4以上 | 5.6以上 |
5.4 | 5.6.20- 7.4 | 5.0以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.3 | 5.6.20- 7.4 | 5.0以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.2 | 5.6.20- 7.3 | 5.0以上 | 7.3以上 | 5.6以上 |
5.0 -5.1.x | 5.2.4 – 7.3(*1) | 5.0以上 | 7.3以上(*2) | 5.6以上 |
4.9.5-4.9.10 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7.2以上(*3) | 5.6以上 |
4.9-4.9.4 | 5.2.4 – 7.2 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
4.7-4.8.x | 5.2.4以上 | 5.0以上 | 7以上 | 5.6以上 |
※1 5.0,5.0.1の場合PHP7.3の互換性にいくつかの問題があります。
※2 添付されているreadme.htmlでは7.2になっています。※3 バージョン4.9.10に添付されているreadme.htmlにはPHP7と記載されていますが、誤記だと思われます。
wordpress5.5の新機能や変更点
WordPress5.5には、幾つかの機能の追加と改善がされました。
機能を一つ人を細かく説明してくとかなりの量になるので、要点だけをご紹介します。
まず追加された新機能と変更点は以下のようになります。
- ブロックエディターの改善
- XMLサイトマップ
- プラグインとテーマの自動更新
- 画像の遅延読み込み
- アクセシビリティ
これの機能や改善点を順番にご紹介します。
ブロックエディタの改善
WordPress5.0から追加された新しいエディタ(投稿する画面)、ブロックエディターのツールバーやUI(ユーザインターフェース)が変更され機能が追加されました。
ブロックパターン機能の追加されたのは便利になったのかなと思います。
ブロックパターンというのはある程度決められたブロックレイアウトで、ブロックパターンを使うことで誰でも簡単にデザインやレイアウトができるようにする機能です。
ブロックエディターでパターンを選択すると前もって登録しておいたブロックパターンを利用できます。
現段階では10種類ほどですが、今後はいろんなブロックパターンが追加されるそうです。
NativeLazyload機能
Lazyloadというのはあなたのブログが閲覧されるとき写真やイラストなど画像が読み込まれるタイミングを遅らせることでページ全体の読み込みを早くしようとする仕組みです。
以前はプラグインで対応するしかなかったのですが、今回のWordpress5.5からその機能が標準で使えるようになりました。
しかもありがたいことに過去の記事に対しても機能するということです。
この機能のおかげでプラグインを一つ止めることができるので、サイト全体の速度も向上しそうです。
XMLサイトマップ機能
XMLサイトマップというのは、簡単にいうとGoogleやBingなどの検索エンジンにあなたのブログにどんな記事があるかを知らせる機能だと思ってください。
XMLサイトマップがなくても検索エンジンはあなたのブログを探してインデックスはしてくれますが、XMLサイトマップがあるとこちらから知らせることができるので、より早くインデックスされやすくなります。
ここで注意しておかなければならないのは早くインデックスされたからといって検索の上位になるかどうかは別問題ということです。
以前のWordpressでは、Google XML Sitemapsなどのプラグインを導入しなければならなかったのですが、Wordpress5.5からは標準機能として対応できるようになりました。
とはいったものの、この機能まだ限定的なようで、登録するURLの選択ができないというような問題もあります。
なので、いまプラグインでXMLサイトマップの生成している場合は、様子見で今まで通りプラグインを使うことをお勧めします。
この機能を止める方法は管理画面にはないので、function.phpに
1 |
add_filter( ‘wp_sitemaps_enabled’, ‘__return_false’ ); |
と記述することで無効にできます。
プラグインとテーマの自動更新
WordPressでブログを書いているうえで、あなたが面倒だと感じている一つに、プラグインやテーマやWordpressの更新作業ではないでしょうか?
WordPress自体はマイナーバージョンの自動更新機能は以前から可能でしたが、今回からプラグインとテーマも自動更新ができるようになりました。
初期状態では自動更新はしない設定になるので、とりあえず勝手に更新されるわけではありません。
さらに自動更新をするかしないかはプラグインやテーマごとに設定できるのでありがたいです。
プラグインとテーマのzipファイルでの更新が可能に
以前からプラグインもテーマも新規に追加する場合はzipファイルをアップロードして適用することは可能でした。
ところが、既に追加されているプラグインやテーマを更新する場合はzipファイルを直接アップロードして更新することができませんでした。
zipファイルを利用した更新を行う場合はFTPソフトなどを利用して手動でファイルを置き換える必要があり、大変な作業でした。
しかし、Wordpress5.5では新規に追加する時と同じようにzipファイルでの更新が可能になっています。
この機能も運用が楽になる変更点だといえます。
jQueryバージョンの更新
jQueryというのはjavaScriptを簡単に記述できるようにするためのライブラリと呼ばれるものです。
これまでWordpressでは古いブラウザ対応やプラグインの互換性という観点から8年以上も前の1.x系を使っていました。
現在のjQueryの最新バージョンは3.5.1ですが、Wordpress5.5でいきなり最新バージョンに更新されるわけではないようです。
対応の影響を考えWordpress5.5から5.7以降にかけて段階的にバージョンアップされる予定だそうです。
この変更はWordpressの開発向けの変更なのであなたに直接関係ないかもしれません。
ところがあなたが利用しているプラグインやテーマが使えなくなったり、デザインが崩れたりする可能性があるので頭の片隅にでも置いておいてください
アップデートはした方がいい?
今回のアップデートに限った話ではありませんが、Wordpressを利用する場合、最新バージョンを利用する事が基本です。
しかしメジャーアップデートの直後はセキュリティリスクやページの表示の崩れなどの不安からアップデートに慎重になっているかもしれません。
今回のアップデートに関しては、ブロックエディターや管理画面のUI改善などが主な追加や変更となっています。
基本的にこれらの変更というのは、サイトの表示などに直接影響を及ぼすものではありません。
また、セキュリティ関わる部部へのアップデートも少ないため、アップデートしても特に問題はないと思われます。
違う見方をすれば、脆弱性に対するアップデートというわけでもないので、緊急で絶対にすべきアップデートではないともとれます。
まとめ
色々と機能が追加された今回のWordPress5.5アップデートについて、紹介してきました。
今回の新機能としては
- Native Lazyloadの実装
- XMLサイトマップ機能の実装
- プラグインとテーマの自動更新
この3つの機能が印象的です。
そのほかにもすでにある機能の変更や改善が行われています。
全体的にSEO施策関連の機能追加・変更が重視しているようです。
今回のWordPress5.5ではSEOだけでなく、運用が楽になる変更が多くあるようなのバージョンアップを利用してみるといいかもしれません。
今回の記事があなたのお役に立ってくれたら嬉しいです。
感謝感謝