安心!WordPressバックアップ完全ガイド|BackWPupで安全に自動・手動も簡単

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このブログは基本的に、メンタルセラピストやスピリチュアル系を仕事にしている方もしくはしたい方や個人事業主などの方で、ITが苦手な方を対象にしています。

この記事で伝えたいこと
  1. WordPressサイトのバックアップの基本が理解できる
  2. サーバー上のデータとデータベースの違いがわかる
  3. 自動バックアップと手動バックアップの方法が学べる
  4. リスクを減らし安心して運営できる環境を整えられる
  5. 初めてでも迷わず設定できる手順がわかる

WordPressでサイトを運営するなら、もしものトラブルに備えたバックアップが欠かせません。

でも「何をどう保存すれば安心できるの?」「そもそもバックアップって難しそう…」と思う方も多いでしょう。

安心してください。

この記事では、WordPress初心者の方でも手順通りに進めるだけで確実にバックアップが取れる方法を、やさしく解説します。

サーバー上のデータとデータベースの違いから、自動・手動バックアップの具体的な操作まで一つずつ整理してお伝えします。

これを読めば、トラブルがあっても大切なサイトをしっかり守れる準備が整います。

1. WordPressバックアップの基本

WordPressは、HTMLだけでできた静的サイトと違い、ページを表示するたびにデータベースから情報を取り出して作られる「動的サイト」です。

そのため、バックアップを取るときはサーバー上のデータデータベースのデータの両方を保存する必要があります。

どちらか片方だけでは、サイトを完全に元に戻せなくなることがあるので注意しましょう。

1-1. サーバー上のデータ

サーバー上のデータとは、テーマ、プラグイン、アップロードした画像ファイルなど、見た目や機能に関わるデータのことです。

これらはサイトのデザインや構造を決める大切な情報です。


1-2. データベースのデータ

データベースには、記事の内容、カテゴリ、コメント、設定情報などが保存されています。

ここが失われると、記事がすべて消えてしまうため、必ずバックアップが必要です。

この2つを理解した上で、次から具体的なバックアップ方法を確認していきましょう。


2. サーバー上のデータを自動でバックアップする

WordPressのサーバー上のデータは、テーマやプラグイン、画像など大切なファイルが含まれています。

これらを失うとサイトの見た目や機能が一気に崩れてしまうため、定期的なバックアップがとても重要です。

ここでは、自動でバックアップを行うために「BackWPup」というプラグインを使う方法を紹介します。

2-1. BackWPupのインストール

管理画面の左メニューから「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。

検索窓に「BackWPup」と入力し、表示されたら「今すぐインストール」を押して有効化しましょう。


2-2. 新しいジョブの作成

「BackWPup」メニューから「新規ジョブを追加」を選びます。

ジョブとは「いつ・どのデータを・どこに保存するかを決める設定」のことです。

2-3. ジョブの一般設定

「ジョブ名」は「サーバーデータ自動バックアップ」などわかりやすい名前を付けます。

「ジョブタスク」でファイルのバックアップにチェックを入れましょう。

「アーカイブ形式」はWindowsの方は「Zip」、Macの方は「Tar GZip」がおすすめです。

「バックアップの保存先」は「フォルダーへバックアップ」を選びます。

2-4. スケジュール設定

「スケジュール」タブを開きます。

「WordPressのcron」にチェックを入れ、実行時間はアクセスが少ない深夜に設定します。

例えば「毎週日曜の深夜3時」などがおすすめです。

2-5. 保存フォルダーと履歴数

保存先のフォルダー名は「file-backup」などわかりやすい名前にします。

「ファイルの削除」は「12」に設定すると、週1回のバックアップで3ヶ月分を保管できます。

2-6. 実行テスト

設定後、「変更を保存」を押し、「今すぐ実行」をクリックしてテストを行いましょう。

正常に完了したらバックアップが正しく保存されています。

ここまで設定できれば、サーバー上のデータは自動で安全に保存されます。

3. データベースを自動でバックアップする

WordPressのデータベースには、記事の内容やカテゴリー、コメント、各種設定など、サイトの中身そのものが保存されています。

これを失うと最悪の場合、記事がすべて消えてしまうため、特に重要なバックアップです。

ここでも「BackWPup」を使って、自動で毎日バックアップする設定を紹介します。

3-1. 新しいジョブの作成

BackWPupの「新規ジョブを追加」を選びます。

ジョブ名は「データベース自動バックアップ」などにします。

3-2. ジョブの一般設定

「ジョブタスク」ではデータベースのバックアップインストール済みプラグインリストにチェックを入れます。

「アーカイブ形式」はGZipがおすすめです。圧縮率が高く、容量を抑えられます。

3-3. スケジュール設定

「スケジュール」タブで「WordPressのcron」を選びます。

実行時間は深夜のアクセスが少ない時間帯に設定しましょう。

毎日1回実行し、最新の状態を常に保存できるようにします。

3-4. バックアップするテーブル

「DBバックアップ」タブでは、全てのテーブルにチェックを入れてください。

不要なものを外すと復元できない情報が出る可能性があります。

3-5. 保存フォルダーと履歴数

保存フォルダー名は「DB-backup」にします。

「ファイルの削除」は「30」に設定し、1ヶ月分の履歴を残しましょう。

3-6. 実行テスト

「変更を保存」を押し、「今すぐ実行」をクリックして正常に完了するか確認します。

ここまで完了すれば、データベースも自動でしっかり守られます。


4. 手動バックアップの方法

自動バックアップを設定していても、サーバーの移管や大きな変更をする前など、すぐに最新のバックアップを取りたい場合があります。

そんなときは「手動バックアップ」を行うのがおすすめです。

4-1. 手動バックアップが役立つ場面

サーバーの移行やテーマの大幅な変更など、大きな作業の前に手動でバックアップを取っておくと安心です。

問題が起きた場合でもすぐに復元できます。

4-2. 手動バックアップの設定

BackWPupの「新規ジョブを追加」をクリックします。

ジョブ名は「手動バックアップ」としておくとわかりやすいでしょう。

ジョブタスクはデータベースのバックアップファイルのバックアップインストール済みプラグインリストにチェックを入れます。

4-3. スケジュール設定

「スケジュール」タブで手動を選びます。

これにより、必要なタイミングで実行できるようになります。

4-4. 保存フォルダーの注意点

バックアップ先のフォルダー名は、必ず他のジョブと重複しない名前にしてください。

同じフォルダーを指定すると、古いバックアップが消えてしまう可能性があります。

例:「2024-手動バックアップ」など

4-5. 実行とダウンロード

「変更を保存」を押したら、「今すぐ実行」をクリックします。

完了後、「BackWPup → バックアップ」から該当するファイルを見つけて「ダウンロード」をクリックし、ローカルにも保存しておきましょう。

これで手動バックアップも万全です。

5. まとめ

今回は、WordPressを安心して運営するために必要なバックアップ方法を詳しく解説しました。

サーバー上のデータとデータベースを分けて管理し、自動と手動の両方で定期的にバックアップを取ることが大切です。

これらの設定を整えれば、万が一トラブルが起きても大切なサイトを守ることができます。

「最初は難しそう」と感じても、一度手順通りに設定すればその後はほとんど意識しなくても自動でバックアップされるので安心です。

ぜひこの記事を参考に、一つひとつ進めてみてください。

バックアップが完了したら、次は公開に向けての準備を整えていきましょう。

「どこまで整えれば公開して大丈夫?」と不安に思う方のために、別の記事で詳しく解説しています。

WordPress公開準備の全手順を詳しく解説|記事数や運営の進め方が具体的によくわかります。


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回の記事があなたの役に立ったなら幸いです。

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