引き寄せ実践塾

引き寄せ実践塾は、今まで、引き寄せ関連の書籍を読んでも、セミナーに参加しても引き寄せが起きなかった方に本当に引き寄せるために何を考え、どう実践していくかをお伝えし、引き寄せが起こせる習慣を身につけていただく場です。

行き詰まった時は“今すぐ終わる用事”で再始動する方法

行き詰まった時は“今すぐ終わる用事”で再始動する方法
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この記事を読むのに必要な時間は約 29 分です。

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この記事で伝えたいこと
  1. 行き詰まりの原因は「能力不足」ではなく、誠実さと本気度が一歩目を重くしている構造だと整理する。
  2. 全部をまとめて片づけたい思いが一歩の重さにつながり、「今すぐ終わることをひとつ片づける」が最短リスタートになる理由を説明する。
  3. 動きにくさには「考えすぎて重くなる人」「納得できないと着手できない人」という傾向があり、どちらも長所の裏返しであると伝える。
  4. 自分だけで整理しづらい時の選択肢として「誰でもできるメンタルセラピー」や「個人サポート」を、自由に選べるサポートとして提示する。

僕は「引き寄せ」という言葉をあまり使いません。

代わりに“引き寄せ”と呼んでいます。

偶然とは思えない体験を重ねてきたからこそ、これは人生の知恵として伝えたいと思っているんです。

あなたが今この記事を読んでいるのは、おそらく「やるべきことは分かっているのに、一歩目が重い」という時期なのかもしれません。

それは意志が弱いからではなく、いい加減に向き合いたくない誠実さや、本気で進めたい気持ちが背景にある場合が多いです。

ただ、その本気度の高さが、最初の一歩を重くしてしまうことがあるのも自然な流れです。

そこで役に立つのが、「今すぐ終わることをひとつ片づける」という入り口です。これは基準を下げるのではなく、最初の一歩の“サイズ”を調整する感覚に近いものです。

この記事では、行き詰まりが起きる仕組みを一緒に整理しながら、今日選べる“ひとつ”を見つけるところまで進めていきます。

 

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あなたの誠実さが“一歩を重く”している理由

「やらなきゃいけないことは分かっているのに、なぜか一歩が重い」。そんな日が続くと、自分の意志の弱さやだらしなさのせいにしてしまいがちです。

けれど、多くの場合その感覚は「できないから」ではなく、「どうせ向き合うなら丁寧に進めたい」という誠実さから生まれています。

本気で向き合いたい気持ちが強いほど、最初の一歩に求める条件も自然と増えやすくなります。

そうした積み重ねが、気持ちは動いているのに身体が追いつかないように感じることにつながることがあります。

ここでは、あなたの中にあるその誠実さが、どのように“一歩の重さ”として現れるのかを、一緒に整理していきます。

やるなら徹底的に向き合いたい人の自然な流れ

あなたは「とりあえず手をつける」よりも、「どうせやるならきちんと向き合いたい」と感じることが多いかもしれません。

取りかかる前に流れをイメージしたり、必要な工程を思い浮かべたり、最終の形までなんとなく見通してから動きたくなる場合もあると思います。

仕事なら先方の動きや期限を考え、家のことなら整えたあとに広がりそうな作業まで想像し、趣味でも「ここまでたどり着きたい」と完成形を心に置いて進める場面があるはずです。

そのため、少しだけ進めるというよりも、「やるならできるところまで進みたい」という気持ちが強く出ることがあります。

そして、まとまった時間や落ち着ける環境が整っていないと、「今日は条件が違う気がする」と感じ、別の日に回したくなることが自然と増えていきます。

これは厄介な癖ではなく、物事を大事に扱いたい誠実さの表れです。

ただ、その丁寧さが強くなるほど、一歩目に求める基準が無意識に高くなり、一歩が重く感じられやすいという流れが生まれます。

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本気度が高いほど慎重になる理由

一度取り組むと決めたことを途中で投げ出したくない。その思いがあるほど、「集中して向き合える日」を選びたくなります。

「今日は時間をしっかり取りたい」「途中で中断されたくない」「ちゃんと集中できるタイミングで始めたい」と感じるほど、スタートに必要な条件が積み重なっていきます。

その結果、「今日の状態では少し違う気がする」と判断し、動き出すタイミングを慎重に見極めようとするため、後回しになりやすいことがあります。

ここにあるのは、怠けではなく本気です。中途半端に扱いたくないからこそ、より良い状態で始めたいという自然な感覚が働いています。

大切なのは、この慎重さを責める必要がまったくないということです。これはあなたの本気度の高さがそのまま形になっただけです。

この見方に変わると、「慎重な自分が悪い」と感じるのではなく、「理由があったんだ」と静かに腑に落ちる感覚が生まれます。

人には動けるのに自分のことが後回しになる理由

誰かから頼まれたことや期限が明確な仕事はすぐに動けるのに、自分のことはどうしても後回しになりやすい——そんな経験をお持ちかもしれません。

これは自分を軽視しているのではなく、人への責任感が強い人ほど自然に起きることです。

頼まれごとや仕事には「期限」「期待」「役割」が明確にあり、それが動きやすさにつながります。一方で、自分の改善・片づけ・準備といったことは、今日でなくても困らないと感じやすくなります。

そのため、知らないうちに優先順位が人の側に寄り、自分の領域が後ろに回っていくことがあります。

ここで大事なのは、これを「動けない自分の問題」と捉えないことです。あなたの中にある責任感や誠実さが、そのまま形として現れているだけです。

この視点に切り替わると、「なんで自分のことになった途端進まないんだろう」という迷いが、「そう感じる理由があったのかもしれない」に変わり、少し呼吸がしやすくなります。

 

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“今すぐ終わらせられるやる事”が最短のリスタートになる理由

気持ちは前に向いているのに、一歩が重い日があります。

特に、誠実さや本気度が強い人ほど、最初の一歩に求める条件が大きくなりやすく、「どこから始めればいいのか」を考えている間に、気持ちだけが先に疲れてしまうことがあります。

そんな時に役立つのが、“今すぐ終わらせられるやる事”を入り口にするという方法です。

これは基準を下げるのではなく、今日扱う範囲の設計を意図的に変えることで、動き出しやすい状態をつくるための技術です。

ここでは、大きな目標ほど一歩が重くなる理由と、“今すぐ終わらせられるやる事”がリスタートにつながる本質を丁寧に整理していきます。

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大きな目標ほど着手ラインが上がりすぎる

「この機会に全部整えたい」「一気に片づけたい」。そう思うほど、一歩目に必要だと感じる条件は高くなります。

まとまった時間、静かな環境、集中できる状態、十分な準備…。これらが揃っていない日は、「今日は違う気がする」と判断しやすくなります。

これは意欲の低さではありません。むしろ、丁寧に取り組みたいという前向きさの表れです。

ただ、その前向きさが強いほど、動くためのラインが上がりすぎてしまい、スタートの機会が少なくなることがあります。

ここで大事なのは、「前向きさ」そのものを変える必要はなく、どこから手をつけるかの“向け方”を調整するだけで動きやすさが大きく変わるという視点です。

基準を下げる必要はなく“入り口のサイズを変える”

「基準を下げる」という表現は、誠実な人ほど強い抵抗を感じやすいものです。

あなたが大切にしている基準はそのままでいいのです。

必要なのは、今日扱う範囲だけを小さく設計することです。

たとえば、全体の完成を目指すのではなく、「今日はここまで」と区切りをつくること。

これは妥協ではなく、進め方そのものの“設計変更”です。

火の性格の人にとっても受け取りやすく、「自分の基準は守りながら動ける」という安心感が生まれる入り方になります。

“入り口のサイズを変える”という発想は、あなたの本気度に寄り添ったまま、無理なく動くための現実的な技術です。

“今すぐ終わらせられるやる事”を終えると視点が軽くなる

たとえ小さな1つでも、“今すぐ終わらせられるやる事”を終えた日と、何も終わらなかった日のあいだには、わかりやすい違いがあります。

進んだ量は少なくても、「ひと区切りついた」という実感があるだけで、その日の自己評価は穏やかになり、次に何をするかを考えるときの心理的負担も軽くなります。

これは行動量ではなく、見え方が変わる体験です。

完璧に進めていない日でも、「今日、終えられたことがある」という認識があると、あなたの中のエンジンが静かに動き始めます。

大事なのは、「小さなこと=意味がない」ではなく、「小さなこと=視点が軽くなる実感」だという理解です。それが、次の一歩の取りやすさにつながっていきます。

 

動けなくなる理由は「考えすぎ」か「納得できない」のどちらか

やる氣はあるのに動けない日が続くと、「自分の意志が弱いのでは」と感じてしまうことがあります。

ですが、誠実に物事へ向き合おうとする人ほど、一歩目の前で立ち止まりやすい理由があります。

その理由は多くの場合、「考えすぎて重くなる」と「納得できないと動けない」という二つの傾向のどちらかにあてはまります。

どちらも欠点ではなく、あなたの本気度がそのまま形になっている状態です。

ここでは、その二つの傾向をやさしく整理しながら、自分がどちらに近いのかを自然に把握できるように構造としてまとめていきます。

自分のパターンが分かるだけで、次の一歩の選び方が驚くほど軽くなることがあります。

考えすぎて重くなる人

物事に取りかかる前に、成功パターンや失敗パターン、リスクや最適な手順までを一気に思い浮かべてしまうタイプがあります。

本気で取り組もうとしているほど、「できるだけ正確に」「できるだけ効率よく」と考える気持ちが働きやすく、頭の中に情報が増えていきます。

すると、全体像が見えているはずなのに、「まだ整理が足りない」「条件が揃っていない気がする」と感じてしまい、一歩目が先送りになりやすくなります。

ただ、これは欠点ではありません。整理力や分析力が備わっている証拠であり、仕事でも私生活でも役立つ大きな強みです。

この強みがあるからこそ、良い結果を出してきた場面も多いはずです。

大事なのは、この「考えすぎて重くなる」という傾向が、自分の誠実さの表れであることを理解することです。

自分を責めるのではなく、「こういう傾向があるから一歩が重くなるんだな」と腑に落ちると、次の選び方が自然に変わりはじめます。

納得できないと着手できない人

もうひとつの傾向に、「自分の中で筋が通らないと動き出しにくい」というパターンがあります。

「このやり方で良いのか」「本当に今日はこの優先順位でいいのか」など、方向性を確認する時間を大事にするタイプで、価値観や方針と合わないと感じた瞬間に一歩目が保留になりやすい特徴があります。

ですが、これも欠点ではありません。

納得できた瞬間、一気に進める力があります。

逆に言えば、あなたの動けなさは「意志が弱い」からではなく、「納得という条件がまだ満たされていないから」なのです。

このタイプの人にとっては、筋の通った説明や、方向性の整理が大きな後押しになります。

自分が理解し、納得できる道が見えたときには、驚くほど集中して進められる強さがあります。

そのため、この傾向も誠実さの延長線上にあり、向き合う姿勢の丁寧さがそのまま形になっている状態といえます。

どちらも“誠実さ”の現れであり欠点ではない

「考えすぎて重くなる」も「納得できないと動けない」も、根っこには同じ特徴があります。

それは、あなたが物事に対して真面目で、いい加減にしたくないという気持ちが強いということです。

このふたつの傾向は、単なる欠点や弱点ではなく、誠実さが形になった状態です。

向き合い方を少し変えるだけで、どちらのタイプの強みもそのまま活かせるようになります。

そして、この誠実さを保ったまま動き出すための方法として、次のセクションでは「今すぐ終わらせられるやる事」をどう選ぶかを整理していきます。

あなたの強みを損なわず、無理なく進めるための入り口を一緒に見つけていきましょう。

 

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“今すぐ終わらせられるやる事”を選ぶ実践ステップ

やる必要があることは分かっているのに、どれから始めるかを考えているあいだに時間が過ぎることがあります。

真面目に向き合いたいあなたほど、最初の一歩に必要な条件を無意識に増やしてしまい、動き出しが重くなる場合があります。

ここでは、その丁寧さをそのまま活かしながら、今日すぐに再スタートしやすくなる実践的な手順をまとめます。

1. 「3分以内で終わる作業」を一つだけ書き出す

きちんとやりたい気持ちが強いほど、最初から“ある程度の完成形”を想定しやすくなります。

その結果、着手ラインが上がり「準備が整ってからやろう」という判断につながることがあります。

動き出しの負荷を下げるために、「3分以内で終わる作業」を一つだけ書き出します。

これは妥協ではなく、最初のハードルを軽くするための方法です。

例として、「ゴミを1つ捨てる」「机の紙を1枚だけ片づける」「メールを1件だけアーカイブする」などがあります。

「3分以内」と明確に決めることで、着手がはっきり軽くなります。

2. 「誰にも見せない」前提で雑に始める

丁寧に仕上げたい気持ちが強いと、「準備を整えてから着手したい」という考えが自然に出てきます。

しかし、この準備へのこだわりが一歩目を遅らせることがあります。

そこで、「これは誰にも見せない」「雑でOK」「未完成でOK」という前提をあえて置きます。

質を落とすためではなく、着手ハードルを意図的に下げるための工夫です。

「完璧に仕上げなくていい」と自分に許可を出すと、一歩目が軽くなります。

3. 「義理・責任」を未来の自分に向ける

あなたは、人のための作業や頼まれごとには自然と力が湧くことが多いかもしれません。

約束や責任を意識したとき、行動が早くなる傾向があります。

この特性を、自分自身に向けて使います。

つまり、「未来の自分への義理を果たす」という発想に切り替えます。

例として、「未来の自分を困らせないために片づける」「明日の自分のために今ひとつだけ進める」などがあります。

“人のために動ける強み”を、自分の領域にも生かす形です。

4. 小さな完了を“成果”として見える形にする

あなたは、結果が見えた瞬間に加速しやすいタイプです。

そのため、終わらせたことを視覚化すると、次の一歩が軽くなります。

方法として、「チェックマークを入れる」「完了リストを作る」「◎△×で3秒評価する」などがあります。

どれも簡単ですが、小さな完了が“手応え”として積み上がり、自分への評価が穏やかになります。

結果として、次の行動が取りやすくなります。

5. 大きな目的が見えない日は「仮の目的」を置く

目的がぼんやりしている日は、一歩目が重くなる場合があります。

そのような日は、“仮の目的”を置いて動き出す方法が役に立ちます。

例として、「気分を数%だけ良くするために一つ片づける」「視界を少しだけスッキリさせる」「今日の自分に小さな“勝ち”を一つ足す」などがあります。

目的が小さくても問題なく、そこから自然と広がりが生まれることが多いです。

6. 行動後は3秒だけ立ち止まる

終わった後、3秒だけ“呼吸を整える+姿勢を正す”時間を取ります。

これは「再スタートできた」という感覚を自分の中に定着させるための小さな工程です。

わずか3秒ですが、気持ちの切り替えがしやすくなり、次の動作へのつながりが良くなります。

今日の行動が一つだけでも、翌日に再開しやすい状態が作られます。

まとめ:今日の最短リスタート手順

3分以内で終わる作業を一つ書く。

「雑でOK」と自分に宣言して着手する。

未来の自分への義理として片づける。

終わったらチェックを入れる。

次に進めそうなら進む。無理なら今日はここで終了でOK。

この流れは、あなたの丁寧さを損なわず、一歩目の負荷だけを軽くして再スタートしやすくするための手順です。

 

それでも取りかかりづらい時に見直すポイント

手順に沿って進めても、「今日はどうしても取りかかりづらい」と感じる日があります。

それは意志の弱さではなく、あなたが物事に丁寧に向き合う姿勢を持っているからこそ起きる状態です。

ここでは、そんな日に役立つ“見直しの視点”をまとめています。

今日のやる事が、まだ少し大きい可能性があります

自分の中の「これくらいなら普通」という基準が、気づかないうちに高めに設定されている場合があります。

その基準が、今日のやる事を広くしすぎてしまい、取りかかりづらさにつながることがあります。

一度、「今日のやる事は、まだ少し大きいかもしれない」と視点を置き直してみてください。

目安として、「5分以内で終わる内容」「座ったままで進められる内容」などがあります。

これは妥協ではなく、取りかかりやすくするための“調整”です。

やる事の大きさはやる氣ではなく、設計の工夫で変えられます。

過去の考え方が、今日の取りかかりに影響している場合があります

「ちゃんとしなさい」「失敗してはいけない」という過去の言葉が、現在の着手ラインに影響していることがあります。

それは性格ではなく、長い時間の中で身についた“反応”にすぎません。

そのため、自分を責める必要はまったくありません。

もし自分の考えだけでは扱いづらいと感じる場合、自分で使える方法もあります。

ここでは詳しい手順には触れませんが、「誰でもできるメンタルセラピー」という選択肢もあります。

無理に自分だけでなんとかしようとしなくても大丈夫です。

一人では整理しづらい日は、対話で見え方が変わることがあります

「原因がどこにあるのか分からない」「どこを見直せばいいのか判断しづらい」という日もあります。

そういう時は、誰かと対話をしながら状況を言語化するだけで、見え方が変わることがあります。

必要だと感じたときに相談できる選択肢として、対話しながら状況を整理できる場もあります。

たとえば、僕の個人サポートでは、あなたのペースに合わせて状況を一緒に整理することができます。

強制ではなく、「一人で抱え込まなくてもいい」と思えたときに選べる場所として存在しているだけです。

あなたが進みやすいと感じたタイミングで、外側の視点を使っても問題ありません。

 

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小さな一歩を無理なく続けるための考え方

物事を続けようとするときほど、「中途半端にしたくない」という思いから、自分に厳しい条件を課してしまうことがあります。

一度止まってしまうと、「こんな中途半端な始め方をするくらいなら、いっそやらないほうがいい」と感じてしまう日もあるかもしれません。

けれども、それは意志が弱いからではなく、しっかり向き合いたいという誠実さの裏返しだと考えることもできます。

ここでは、そんな誠実さをそのまま生かしながら、小さな一歩を無理なく続けていくための考え方を七つに分けてお伝えしていきます。

未来の自分への「義理」を果たす行動として考える

誰かから頼まれたことや、約束したことには、自然とやる氣が戻ってくるということがあります。

その感覚を、自分自身との関係にも少しだけ広げてみるイメージです。

たとえば、「未来の自分を助けるために、この三分だけやる」と心の中で言い換えてみると、同じ作業でも意味合いが少し変わって感じられます。

今すぐ大きな成果を出すのではなく、「明日の自分が少しラクになるように、ひとつ義理を果たしておく」という考え方です。

この視点を持つと、「今日はここまで進めておこう」という区切りがつけやすくなります。

誰かのために動ける力を、未来の自分にも少しだけ向けてみることで、小さな一歩が選びやすくなります。

最初の一歩はあえて“雑でOK”にしておく

丁寧さや仕上がりを大事にするほど、「始める前にある程度きれいにしてから進めたい」という気持ちが強くなることがあります。

その結果、「準備が整ってから」「もっと時間が取れる日に」と考えているうちに、最初の一歩がどんどん遠ざかってしまうことがあります。

そこで、最初の一歩だけは「あえて雑でもかまわない」という前提を置いてみてください。

書きかけのメモでも、仮のタイトルでも、仮置きの箱に入れるだけでも、その段階では完成度を求めないと決めておきます。

動きながら少しずつ形を整えていくほうが、自分の感覚に合うペースで前に進みやすくなります。

「最初だけは荒くていい」というルールを自分に許可しておくと、手を伸ばすハードルが大きく下がります。

行動を「三分で終わる極小サイズ」にまで砕く

本気で向き合いたいことほど、「どうせやるならここまで進めたい」という理想の幅が広がりやすくなります。

その理想が広がるほど、まとまった時間や氣力が必要だと感じてしまい、結局何も手を付けられないまま一日が終わることがあります。

そこで、やる事を「三分で終わるところまで小さく砕く」と決めてみます。

たとえば、「資料を全部読む」のではなく「一段落だけ読む」、「部屋を片づける」のではなく「机の上の紙を一枚だけ片づける」といった具合です。

このように極小サイズまで分解すると、「これくらいなら今やっても良さそうだ」と感じられるラインが見つかりやすくなります。

三分で終わる一歩を用意しておくことは、自分のやる氣を呼び戻すためのスイッチを常にそばに置いておくことに近いかもしれません。

熱量の上下は「その人のリズム」として受け止める

ある日は一氣に進められるのに、別の日はまったくやる氣が湧かないということがあります。

この差が大きいほど、「昨日の自分と比べて、今日はダメだ」と感じてしまうかもしれません。

けれども、熱量には波があり、それ自体は呼吸のようなリズムの一部だと考えることもできます。

勢いが強い日は長く進めれば良く、弱い日は「小さな一歩だけでも動かせたら十分」としておくイメージです。

その日の熱量に合わせて一歩の大きさを変えられるようになると、自分を追い詰める場面が少なくなります。

波があることを前提にしておくことで、「今日はこのくらいでいい」と落ち着いて決められるようになります。

目的が見えない日は“仮の目的”で火をつける

大きな目的がはっきりしているときは、自然とやる事が見えてきて、動きやすくなることが多いはずです。

一方で、「そもそも何のためにやるのか」がぼんやりしてくると、一気に手が止まりやすくなります。

そんな日には、長期的な目的を無理に思い出そうとせず、今日限定の“仮の目的”を置いてみてください。

たとえば、「今日を一パーセントだけ良くするために一つ片づける」「今より少しだけ見通しを良くするために三分だけ調べる」といった具合です。

仮の目的であっても、「何のためにこの一歩をやるのか」が見えると、手を動かしやすくなることがあります。

大きな目的が見えないタイミングは、「小さなゴールを試しに置いてみる日」として扱っても良いのかもしれません。

予定を空けすぎず、軽い予定をひとつだけ置いておく

真っ白な一日ほど自由なはずなのに、逆に何から始めるか決めづらくなることがあります。

やる事が多いときは動けるのに、時間がたくさんある日に限って、何も進まないまま終わってしまうという経験があるかもしれません。

その場合は、「軽い予定をひとつだけ置いておく」という工夫が役に立ちます。

たとえば、「朝に三分だけ机まわりを片づける」「昼食前にメールを一件だけ処理する」といった、小さな枠をあらかじめ決めておきます。

この枠は、守れなくても問題のないゆるい約束として設定しておきます。

それでも、「ここで一つだけ動ける場所がある」と分かっているだけで、一日の中で手を伸ばしやすい瞬間が生まれます。

ストレートさを「自分への短い指示」に使う

遠回しな言い方よりも、はっきりした言葉のほうがしっくりくるという人も多いと思います。

その率直さは、人と話すときには誤解を生むこともありますが、自分に向けると大きな推進力になります。

「三分だけ動こう」「一つだけ終わらせよう」といった短い言葉にまとめて、自分に向けて声をかけてみてください。

長い説明よりも、こうしたシンプルな一文のほうが、行動のスイッチになりやすいことがあります。

自分に対してだけは、素直でストレートな指示を使っても問題ありません。

あなたの率直さは、責めるためではなく、一歩を進めるための合図として使うと、とても頼もしい力になります。

 

まとめ

行き詰まったとき、自分を責めてしまう理由の多くは「意志が弱いからではなく、誠実さが強いから」という前提から、もう一度整理していきます。

やる事に対してしっかり向き合いたい気持ちが強いほど、最初の一歩を雑に扱いたくないという想いが生まれ、その結果として「どこから手をつけるべきか」を考えているうちに時間だけが過ぎてしまうことがあります。

その構造を理解できると、「今日は何もできなかった」という重さが、必ずしも自分の欠点ではないと分かってきます。

また、動けなくなる背景には、「考えすぎて重くなる」と「納得できないと着手できない」という二つの傾向があります。

どちらも欠点ではなく、丁寧さや慎重さといった大事な特性の裏返しです。

この二つのパターンを責める必要はなく、むしろその特性をどう扱うかで、行動の軽さが大きく変わります。

そこで役に立つのが、「今すぐ終わらせられるやる事を一つだけ選ぶ」という考え方です。

基準を下げるのではなく、入り口のサイズを小さくすることで、誠実さを損なわずに一歩を選べるようになります。

その一歩は小さくても、「今日ここまで進んだ」という終了点があるだけで、見え方が大きく変わることがあります。

続け方についても、「毎日続けないと意味がない」という完璧主義ではなく、「できる日に一つ」で十分です。

一日空いても問題ありませんし、再開すればそれが新しい一歩になります。

小さな一歩と大きな理想は決して矛盾せず、むしろ大事な理想を現実に落とし込むための大切な技術でもあります。

もし、「どうしても着手ラインが重い」と感じる背景に、過去の考え方や経験が関わっているようなら、「自分で使える方法がある」という選択肢を持つのも一つです。

対話しながら整理したほうが進みやすいと感じる場合には、個人サポートという方法も使えます。

どちらも必要だと感じたときに選べるものであり、無理に使う必要はありません。

ここまで読んでくださったあなたは、確実に前に進む力を持っています。

その力を重くしないために、今日は「今すぐ終わらせられるやる事」を一つだけ選んでみませんか。

あなたが更に幸せになるために

今回の記事がお役に立てば嬉しく思います。

なお具体的な話はあなたが何を引き寄せたいかによって変わってきます。

具体的なご相談は引き寄せセッションにて承ります。

最後までお読みいただき有り難うございます。

感謝感謝

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